鼓太郎の月命日、6年前の二月の記憶をたどれば

こんにちは、鼓太郎です。お家に帰って来てる訳じゃありません、お空の上からこんにちはです。なかなか復活されない僕のブログ(柴犬鼓太郎と小夏の陽だまり1)ですが、一応、作業をしようとはしているみたいだけど、まだだいぶ先のことになりそうです。おとうさん、作業を始めて昔の投稿を見ると、その頃のことを思い出して手が止まるらしい。


今となっては遠い記憶、でも鮮やかに蘇る記憶らしい。今は少し時期が悪いのもあります。作業するとどうしても今の時期、二月の投稿を見ちゃう。それも僕が最後に過ごした年の二月。

6年前、僕は二月になると殆ど自力では立てなくなってました。立てないから徘徊はなかったけど、その分、夜鳴きが酷くなる一方でした。しかも夜鳴きは真夜中から明け方にかけてが本番。マンション住まいなので、隣近所に煩いとマズイということで、おとうさんは防音部屋を手づくりしてました。

水色の箱が防音部屋。いろんな防音材を組み合わせたけど、効果は限定的だったよ。

正直、僕は好きじゃなかった。真っ暗で、通気性が悪くて空気も澱んでるし、閉め切ると温度が上昇しちゃうので、好きじゃなかった。好きじゃなかったけど、仕方ないのかなとも思ってた。

二月の下旬に向かって夜鳴きはだんだん終息。落ち着いた訳じゃなくて、夜鳴きする体力がだんだんなくなっちゃっていった。お散歩の時でも、ずっとカートの中で、風を感じるのが精一杯になってた。地面を元気に歩き回る小夏を眺めながら、羨ましいなぁと思ってました。

そんな僕をカートに乗せて、あちこちに連れて行ってくれた。以前は元気に走り回ってた所を、カートに乗せられてゆっくりゆっくり進んで行く。今までの自分の足跡をたどるような時間になってました。

カートの中でひっくり返って手を突き出してるのが僕。地面の上のが小夏。太ってるけど、シッポもちゃんと上がって姿勢も良い。

時々、空の上から今まで聞こえなかった声も聞こえるようになったのも、この頃の事です。ちんまりと座りながら、空をじっと見上げている僕の姿は、おとうさんやおかあさんには不思議だったみたい。

僕を呼ぶお迎えの声だったのかな?それは今でもわかりません。

別ブログの記事:空を見上げた日

あれが僕をお空の上から呼ぶ声だったのなら、僕は三月じゃなくて、本当は二月にお空に昇る予定だったのかもと思ったりしています。僕の生きることへの執念だったのか、とうさんやおかあさんの執念だったのか、それを見た神様が一か月だけ余計に時間をくれたのかと思ったりします。

東京だと三月には桜が咲くから、その桜をもう一度見るまで時間をくれたのかな。結果的には、一日足りなくて見れなかった・・・。

「鼓太郎、ごめんね。今月はお花買いにいけなかった。来月の祥月命日には、その分、大きな花束かってくるからね」と、おかあさん。全然OKです。もう6年経つから、毎月、お花がなくても良いです。僕のことをちゃんと覚えててくれるんだから。

 

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“鼓太郎の月命日、6年前の二月の記憶をたどれば” への2件の返信

  1. 私が作った防音小屋は、勢いだけで深く考えないで作り始めたので、防音性や居住性など基本の目的が達成できてない物でした。鼓太郎も嫌がってました・・・、たぶん。
    しばーばさんの作った小屋はすごかったですね。
    初めてブログで見た時、この人は大工さんか?という感じの完成度でした。
    出来栄えはそれぞれですが、その時にできることはした(つもり)。
    鼓太郎は満足してなくても、そういえば何か作ってたなぁと憶えててくれれば嬉しいのですが。
    小夏は今の所、ほぼ夜鳴きをしないので、また私が防音小屋を作ることはなさそうです。

  2. この時のお父さんの奮闘の犬小屋の記事にたどり着いて、今の小夏ちゃんのブログを拝見することになったんですね。
    あれこれ無い知恵を絞ってホームセンターに走っていた日々も、今は懐かしい思い出です。(わんは本当に幸せだったかしら?・・と思いがよぎったりもしますが)
    小夏ちゃんの老犬あるあるも愛おしく拝見しています。
    どうぞ寒さにに負けずゆっくりがんばってください。

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