こんにちは、小夏です。昨夜の晩ご飯は牛丼。なんか久しぶり、リビングで寝ていたら、牛肉を炒るかほりがあたしの鼻腔をくすぐり、あたしを目覚めさせた。一度、お肉の匂いに気づくと、おちおち寝てられないとばかりに、キッチンにいそいそと侵入し、調理するおかあさんの足元にまとわりつきます。「邪魔！」って何度も怒られながら、そんな事にはめげないあたしでした。
おとうさんとおかあさんが食卓につき、食べ始めたけど、なかなかあたしの牛丼が出てこない。どうなってんだ。鼓太郎の所には、早々とお供えされているのにねぇ。
おとうさんとおかあさんを見上げながらうろうろ継続です。
牛丼と言っても、あたしが食べられるのはお肉だけ、わが家の牛丼には、長ネギ、玉ネギ、しらたきが入ってるけど、それは取り除いてもらわなきゃ。あ、生たまごはちゃんと掛けておいてね。
ようやく準備してくれました。おかあさんが、あたしに「小夏、これくらいでいいかな？」と見せる。
うん、少し少ないような気もしなくもないけど、それで十分だよ。
「ほら、美味しそうな匂いするでしょう？」と、まだ見せびらかして、なかなか食事台においてくれない。ならばと、おかあさんの持つ中に浮いた状態のお皿に口を突っ込んで、食べ始める。
もう止まらないとおもったおかあさん、ようやく食事台にお皿を移動させます。お皿からの引力に引かれ、あたしは迷わずに進む。
あとは、そこからの一気食い、犬食いです。あたしの中のお肉ランキングは、トリ、ブタ、ウシの順だけど、牛丼だけはランクが上になる。
きっと生たまごをかけてあるからだと思う。卵かけご飯は大好物。日本に生まれて良かった。
まだ長寿犬とは言えないかもしれないけど、平均寿命以上まで生きてきたあたしだけど、その原動力、長寿の秘訣はやっぱり好きなものをたくさん食べてきたからだと思う。
特に鼓太郎が最後食べれなくなった時のトラウマなのか、それ以来、おとうさんもおかあさんも、あたしに好きなものを余計にくれるようになったような気がする。鼓太郎がいたときは、半分この量だったしね。
くうねるあそぶ。
長寿の秘訣は、ストレスフリーのこういう生活が送れることみたい。さて、食べたから、次は寝るのみ。遊ぶのは流石に減っちゃった。
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