今年は桜の花を待ちわびる年になってしまうのだろうか

こんにちは、管理人です。今年は春が早く、全国的に既に桜の花の時期となってきています。北海道は、例年、東京に比べて一ヶ月程度の遅れの開花となりますので、札幌の片田舎の桜までは少し時間が必要みたいです。消えつつあると言っても、まだあちこちに雪も残っているので、それもやむを得ないことです。


「桜を待ちわびる」というのは、わが家的にはちょっと切ない時間を意味します。6年前の冬に体調を崩して、日々弱っていく鼓太郎にいつも語っていた「もう少しで桜が咲くよ、今年も桜の花をみんなで見に行こう」という呪文のようなものです。

結局、鼓太郎は桜の花を見ることなく空の上に昇って行きました。皮肉なことながら、その翌日に一輪だけ開いた桜の花を見つけました。待ちわびながら、間に合ったのか間に合わなかったというべきかは微妙です。それでも、毎日、桜の木の下を「まだ咲いてないかな」と、鼓太郎をカートに乗せて歩く日課が、私にも鼓太郎にも大切な時間になっていたような気がしています。

もう少し、もう少し頑張ってみようかという確認の時間。

鼓太郎がお空の上に昇って、毎年、変わらず咲く桜を見てきましたが、その当時の感覚は同じように蘇ることもなく穏やかに桜の花を眺めていました。

散歩に出ても、よろけてしまいあまり歩けず、すぐに転んでしまいます。それが自分でも納得いかないのか、大きな奇妙な声で吠えてしまいます。

しかし、今年はどうなんだろう?というのが正直な気持ちです。あれだけ元気印を背負っていた小夏も、昨年からめっきりと弱ってしまいました。一年前でもずいぶん年取ってしまったと思っていましたが、今になってその頃のブログ記事を見ると今よりはるかに元気な小夏がそこにはいます。

そろそろ覚悟しないと駄目なのかと弱気にもなります。立ち上がれない歩けない、食事も排泄も自分だけではできない。少し前までは、サークルの中に入れてあげると、自分で壁を使いながら延々と旋回していたのも、今では一周二周すると崩れ落ちるか横倒しになってしまいます。散歩も散歩と言えるようなものではなくなってしまっています。

もう無理はできません。

あとどれくらい一緒に過ごせる時間が残っているのか。まだまだ長く続くのか、それとももう残り少ないのかはわかりません。でも、その日が来るまで変わらない日常を続けていくだけです。だから今年は、まずは桜の花を待ちわびる春になります。桜の花を見たら、次は誕生日を待ちわびながら暮らしていこうと思ってます。

特別なことは何もなくいつもと変わらない日常を過ごしていく。でも、それがわが家にとっての特別なことになると思います。

 

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“今年は桜の花を待ちわびる年になってしまうのだろうか” への2件の返信

  1. こんにちは。名古屋の桜もまだほんの一輪二輪のレベルですから、北海道の桜はまだちょっと先でしょうね。
    小夏ちゃん、ゆっくりゆっくりだよ。のんびり過ごして、頑張って桜を見ようね。
    我が家も1月に凜がてんかん発作を起こしてからは、1日1日を愛おしく感じながら過ごしています。
    せっかくの春だから、ご家族で小夏ちゃんとお花見ができることを遠くから祈っています。

    1. ありがとうございます。
      この数週間で、また一段と小さくなっちゃいました。それでも頑張ってる小夏に、もっと頑張れとはだんだん言えなくなってきました。桜の花の時期は気持ちが高揚するはずなのに、うーん、今年はちょっと違う気分です。
      凜ちゃんも気づけば14才?初めて会った時の印象が強く若い若いと思ってましたが、もう立派なシニアですね。てんかんの発作は驚きましたが、その後は安定しているみたいで良かったです。
      小夏と一日違いの誕生日の凛ちゃんには、まだまだ元気にしてほしいです。

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