こんにちは、小夏です。昨日は鼓太郎の月命日でした。おかあさんが、いつものようにお花を買ってくる。うーん、これお花なのかな？緑色のぼんぼりみたいなのは花なのかしら？妙に密集してて、色が茶色だったら鼓太郎の固くぐるぐる巻きの尻尾のようにも見えるね。
月命日は、鼓太郎のことを思い出す日にしたから、そのせいでお花から鼓太郎の尻尾のことを思い出したのかな？
ふと鼓太郎と過ごした最後の夏のことを思い出す。あれは、2015年だから今からもう4年も前のことだ。今年ほどじゃないけど、梅雨がなかなか明けない暑い夏だったね。
鼓太郎15才と1ケ月。かなり体力落ちてきてた。自分の足で歩いてはいたけど、ちょっとおぼつかない感じ。首もだんだん下がり始めてた。
匂い嗅いでるせいもあるけど、頭が重力に負けて下がってる・・・。
尻尾の巻もほどけ始めて、こちらも重力に負けてる。体つきは、細身だね。今改めて見て思うけど、この夏を境に体重が減り始めちゃったのかもしれないね。この時も、すでに10キロちょっとになってたのかもしれない。鼓太郎の健康体重は12キロくらいだった。細身なのは、今のあたしにしてみるとうらやましいけど・・・。
遠くの公園に行った時の写真。まだ車に乗れたんだね。認知症がはっきりし始めてからは、車の中で座らずにぐるぐるしてたから、遠くに行けなくなりました。この公園にこれたのは、これが最後だったのかな？
おかあさんが差し出すものにも興味を持って反応してた。認知症進んじゃうと反応しなくなるんだよね。
おかあさんが差し出したのはバッタでした。食べ物じゃなくて残念でした。
公園入口の花壇の所で写真撮ろうとしたけど、ちゃんと立てなかった。かと言って良い子座りもできなかった。この姿勢が続くと前足が両方にどんどん広がって崩れ落ちちゃうんだよ。倒れる前に、引っ張り上げられたような記憶がある。
というよりも、すでにこの写真を取るときにリードで釣り上げられてる・・・。
今のあたしとほぼ同じ年齢の鼓太郎だけど、想像以上に老け込んでた。暑さで夏バテ気味だったのもあるかもしれない。あたしは、まだまだ元気なつもりだけど、ここの所の散歩時の「お家に帰るー」モードには体力的な衰えが出ているのかしら。
「うん、小夏ももう少し体重を落として、もう少し歩くようにしたほうがいいよ。体全体が重力に負けると立ち上がれなくなる」と、鼓太郎の声が聞こえた。
ほーい。
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