おとうさんが最近のあたしを見てて感じるデジャブ

こんにちは、小夏です。最近のあたしを見ていると、おとうさんは時々、デジャブ(既視感)を感じるらしい。前にも同じような風景を見たようなというのがデジャブ。そりゃあ、毎日一緒に暮らしてるんだから、以前と同じような光景やあたしの仕草は当然あるよ。でも、そういうことじゃないらしい。鼓太郎の最晩年の時の光景が被ってるみたいです。


カートに乗っているあたしもデジャブ感が強いらしい。カートのヘリから頭をだらんと突き出している姿。首がくたっとしてて、ちぎれるんじゃないかしらと心配になると、そういえば昔も同じようなことを感じたなぁと思うらしい。

確かに、鼓太郎の最晩年、自分で歩けなくなってた鼓太郎をカートに乗せると、頭を外に突き出して風景を眺めてた。初めのうちは風景を眺めていたんだと思うけど、カートのことこと揺れる振動や顔に当たる快い風を感じて寝ちゃうことが多かった。その時も、おとうさんは首がちぎれる、と心配してたそうです。

今のあたしも同じだね。だらっと力なく垂れた首とかそっくりになっちゃった。その頃のあたしは元気だったから、鼓太郎が首を垂らして寝始めると、下から鼓太郎に向かって、早く起きろと声をかけてた。

あたしが騒ぐと、「うん、わかった。でも今いい感じなんだから、ちょっと寝かせて」と言って、あたしに邪魔されないようにカートの中に潜り込んでいた。今のあたしも同じ。鼓太郎はいないけど、おとうさんがさかんに首をさする。寝てるときはさすらなくてもいいよと、あたしもカートの中に潜り込んでしまう。

これはデジャブじゃなくて、完全な繰り返し。コピーだ。鼓太郎の晩年の姿がいつの間にか刷り込まれていたのか、それとも年を取るとみんな同じようなことになるのかしら。

これからも、おとうさんにとってデジャブ感たっぷりの光景が出てくるのかな。それとも、すでにたくさんあるのかな。サークルの中をぐるぐる旋回する姿とか。「夜鳴きだけは勘弁してくれ」とおとうさん。それは大丈夫そうな気がする。今の所、鳴くのはオムツ取り替えてほしいとか、水飲みたいとかの要求吠えだからね。確信はないけど、きっと大丈夫。

しかし、鼓太郎最晩年と被るのはどうだろう。あたしの最晩年はまだだいぶ先の予定です。

 

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