ふすまの隙間の先に広がる世界

こんにちは、小夏です。気になります。なんか気になります。晩ご飯を食べた後に、おとうさんがリビングの横の和室に籠った。いつも、ふすまを閉めるなんてことないのに、今日は閉まってる。これは、あたしに入るなっていう意味みたい。でも、気になるので、少し空いてた隙間に鼻先を突っ込んでみた。

でも、鼻先の力じゃふすまは開かない。普段閉めないから敷居の滑りが悪い。無理するとマズルを痛めちゃいそう。何してんだろ、気になる・・・。


少しすると、あれっ、何かいい匂いが漂い始めた。これはー、あたしの大好物のオヤツ、ソフトすなぎもの匂いだ。そのままだと大きすぎるから、調理鋏でちょきちょきと切ってる。

丸飲みは、ワン族共通だけど、あたしの場合、ちょっと噛まなすぎるので、オヤツは小さくいつも切られます。この間も、小魚のオヤツを丸飲みしたら喉に引っかかって死ぬかと思った・・・。

小さく一口大に切ってくれるのは有り難いけど、切っている時に試食しないと駄目だとあたしは思う。日本製だから品質に問題ないとは思うけど、最近、あちこちの日本企業で問題も起きてるからね。とか、なんとか屁理屈を言いながら、ふすまを開けようと頑張るあたし。でも、開かないねー。

すなぎもを一袋切り終えたおとうさん、ふうっ、って言いながら後ろを振り向く。

ふすまの隙間から、まだのぞき込むあたしと目が合って、ちょっと驚く。

「小夏、ずっとそこにいたんだ。もう、ご飯たくさん食べたから、お腹いっぱいじゃないの?」

それはそれ、これはこれです。と、さらに隙間にマズルをぎゅっと押し込む。

やれやれという感じで、おとうさん、切り終わったすなぎもを二、三切れ取ってふすまのところへ。ふすま開けてくれるのかと思ったら、開けないで、しかもあたしが届くか届かないかというところで手に乗せて差し出す。

それじゃあ、届かないよー。と、じたばたマズルを押し込むあたし。やっぱり届かない。

そんなあたしを見て、おとうさん手を前につきだした。

ようやく、あたしの口の中へ。やっぱり、開けたてのすなぎもは美味しい。もう少しほしいけど、ほぼ満足です。

あたしとおとうさんのじゃれ合い風景。いじわるじゃなくて、じゃれ合いなんです。そのことが分かってるから、あたしは怒らない。最後に笑うのは必ずあたしであることが決まってるじゃれ合いだからね。

みなさんは、ワンとどんなじゃれ合いをしますか?

ささやかだけど、平和な静かな時間です。ちょっと楽しいし、美味しいしね。

 

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