猛暑日の訪問者

こんにちは、小夏です。連休初日だった、土曜日。暑いし、さりとてクーラーの風が直接あたるのが嫌いなあたしは、おとうさんの部屋の入り口に陣取ってます。なんもすることないし、そろそろお散歩の時間のような気もするし、ここで待機するのがベストなんです。

とか思ってたら、玄関のドアがガチャって開く。あれ、宅急便の人はドアを自分で開けないよね。誰?暴漢?なんで玄関の鍵かけてなかったのー?

(あたしのお家のあるマンションは、オートロック式なんで、外部の人は基本入り込めないけど、住人が入る時に一緒について入れば入ることできる。以前、そんな事件?もあったらしい。)


入り込んできた人が、「こんにちはー、小夏」ってあたしのことを呼ぶ。誰?なれなれしい人だわ・・・。

あ、よく見ると、函館のおばちゃんだ!

なんで、こんな暑い日に、わざわざ涼しい北海道からクソ暑い東京の片田舎にやってきたの?何か用事あったの?

ま、いいや。とりあえず歓迎の意を込めて、尻尾をぱたぱた振ってあげます。

はい、いらっしゃい。半年ぶりだね。今度はいつまでいるの?

うん、連休の間だけなんだ。短いね。しかも、連休の間は全部猛暑日らしいよ。物好きだねー。

ひとしきり、あたしの歓迎の儀式は終了。

そうしたら、おばちゃん「小夏、いつもと違うね。なんかテンション低いねー」とか言う。

そんなことないですよ、いつもと同じように歓迎してます。ただ、若犬の時と同じ歓迎の仕方はできないもんね。

でも、そういうおばちゃんも、同じように年取ったせいか、ご飯食べたらすぐごろ寝してた・・・。

お互い年取ったね。

熱中症にならないように気を付けて、東京の片田舎でおくつろぎください。

 

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