こんにちは、小夏です。昨日の朝散歩で急な大雨に見舞われ、自分のツキのなさを思わず嘆いた。お散歩から帰って二時間もしないうちに、青空が広がってきたもんね・・・。ああ、ツキのない女なんだとがっかりしてたら、おとうさんがフテ寝中のあたしの所に来て、優しく撫でながら、ぽつりと言った。「小夏は、あの日に一生分のツキを使い果たしたんだよ」。ん、どういうこと？
「小夏がわが家に来ることになった日に、小夏は一生分のツキを使ったんだよ。そして、その代わりに一生この家にいることになったんだ。」
そう言われると何も言えない・・・。ちょっと大げさすぎるような気もするけど・・・。確かにあの日、目が合ったのが最大のツキかもしれない。贅沢な暮らしじゃなくても、自分が心安らかに落ち着ける場所に巡り合った大きなツキに違いないね。そうか、そこであたしは一生分のツキを使ってたのか。
雨に降られたくらいのツキで文句言ってても、次元の違うツキ、いえ運の話だからね。ツキがないとか、あるとか言ってても始まらないね。
お家大好きだし、おとうさんもおかあさんも好きだし。鼓太郎も好きだったし。あたしはツキのある女だったのかもね。ツキの使い場所をよくわかってたんだ。たとえ一生分のツキをあの日に使い果たしていても、後悔はない。
でも、考えてみるとそれは平成のツキ。時代が変わったんだから、新たに令和のツキが巡ってくるような気もする。一度、ゼロになったツキも、その後のあたしの善行（？）でちびちびと溜まってるかもしれない。
ようし、なんか元気出てきた。令和のツキは、あたしに何をもたらすのか楽しみだー。
↓ あくまでもポジティブ、都合の良い解釈をしながら参加中！
