こんにちは、小夏です。傍目から見れば、老人と老柴犬がカートを押しながら、とろとろと歩く散歩風景に見えるんだろうな。あたしとおとうさんのお散歩は。おとうさんもあたしも、ちゃんと歩いているつもりだけど、自己評価と他人評価は一致しないのが世の定め。とろとろ歩きにしか見えないかも。
普段でもそんな感じだけど、実家から帰ってきた時のおとうさんは、疲れがなかなか抜けないみたいで、いつも以上に冴えない歩き方。付き合いの良いあたしも、ぐでぐで歩きに磨きがかかる。
多少なりとも自覚があるのか、それを少しは恥じるのかのように、おとうさん人気の少ない道を選んで公園へ。公園にはベンチもあるしねぇ。人もあんまりいないからねぇ。
公園に到着して、暫し固まりつつも小さな円の旋回を繰り返し、少し身体が温まるとあたしは動き出します。おとうさんは、あたしの暖機運転が終わるまでの間に逆に身体が冷えちゃうみたい。今でもこうだから、雪とか降ってきたら、おとうさん完全に固まっちゃう。あたしが、暖機運転を短時間で終えれればいいんだけど。
それでも、一緒に公園の中をぐるぐる、あちこち歩き回ります。年取ってからのお散歩は、もっぱら運動量の確保が目的だから、同じところをうろうろしてても問題なし。いつもと違うところを散歩しないと、刺激が少なくなってボケやすいとかも言われるけど、このあたり、公園が一杯あるからそれなりに刺激は受け取ってるよ。
さて、あたしは調子が出てきたよ。
おとうさんは、・・・、うーんパッとしない。今日はまだダメかな?明日になれば、少し元気になるかな。
札幌の片田舎で、背中を丸めて歩く老人(本人は老人じゃないと言い張ってるけど)と背中を丸めて旋回しながら歩く老柴犬を見かけたら、それはあたしとおとうさんです。
寒くなると、余計に背中が丸まるよね・・・。
↓ そろそろセーターを着てお散歩かしらと参加中!