こんにちは、小夏です。一年前の今日は、慌ただしい一日でした。と言っても、あたしは一日の半分くらいしか記憶がない。残りの半分は麻酔で眠ってたので、殆ど記憶がありません。子宮蓄膿症の手術がちょうど一年前の今日でした。麻酔から目が覚め時、なんかお腹の辺りが痛くて、お家じゃなくて病院のケージの中に一人ぽっちでだったので心細くて寂しかった・・・。
子供の時、ペットショップに数日いた時を除けば、あ、顔に腫瘍ができて手術入院したこともあったけど、それを除けば一人ぽっちで過ごしたことは、あまり記憶にない。
おとうさんとおかあさんがいなくてペットホテルに泊まることは、年に一度くらいあったけど、鼓太郎がいる間は一緒だったから寂しくなかった。鼓太郎がいなくなった後は、おとうさんおかあさん、できるだけあたしをペットホテルに預けないようにしているみたい。
どんなに熟睡してて、ふと目が覚めても、横でおとうさんかおかあさんのどっちかが一緒に寝てる。何ていうこともないかもしれないけど、平穏な幸せです。
だから、去年、病院のケージに一人ぽっちの時は寂しかった。麻酔覚めても、なんか落ち着かないで、朝までもぞもぞしながら起きてた。
朝になって、病院の人達があたしのことを覗き込んで、少し安心した。
でも、そうなると、お家に帰りたくなったね。おとうさんとおかあさんと会いたいし、長年住み慣れたお家、長年使っているベッド（おとうさんのベッドだけど）にゴロンと横になってくつろぎたかった。
そんな、あたしの気持ちが通じたのか、そもそも予定通りだったのか、昼過ぎにおとうさんとおかあさんが迎えに来てくれた。嬉しくて興奮しちゃったよ。
あんまり興奮して暴れると傷口が開いちゃうから安静にしないと駄目なのは分かってるけど、抑えられない感情ってあるからね。
お家に戻っても、暫くはお家の中に変わりがないか、あちこちをチェックしまくってたなぁ。
チェックが終わったら、前の日の寝不足もあって、ベッドへ直行して爆睡してた。途中何度か目が覚めたけど、横でおとうさんが鼾かいて寝てて安心して、またすぐ眠れた。
あれから一年。年齢は進み、体力は落ちてきたけど、それでも健康にあたしは時間を送ってきた。特別な、大きなことはもういらない。今の、こうした何事もなく穏やかな時間を少しでも長く続けることができれば、あたしは幸せです。
一年前の今日を思い出しながら。
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