こんにちは、小夏です。札幌の片田舎は、もう秋空。気温も随分と下がってしまい完全な秋、いや冬の接近すら感じてしまいます。9月ももう下旬です。毎年、今頃のシルバーウィークを迎えると、あたしはもうずっと昔の事、今年だと18年前のシルバーウィークを思い出します。生まれてから一ヶ月くらい経った頃の事。ほんの偶然だった出会いの事。
あたしが、おとうさんおかあさん、それに鼓太郎に初めて出会ったのが敬老の日らしい。おとうさんも記憶が少し曖昧らしいけど、敬老の日だったということになっています。もう少し早かったような気がするけど、まぁその近辺ということでみんな妥協している。
ほんの偶然だった出会いです。その日、鼓太郎のオヤツがなくなったのでお家から少し離れたホームセンターへ出かけたのも偶然。ペットコーナーにあたしがいたのも偶然。一番上の段にいたあたしに、おとうさんが気づいたのもほんの偶然。
そんな小さな偶然が積み重なって、あたしはわが家のみんなと出会いました。出会った瞬間に恋に落ちるなんてロマンチックなもんじゃないし、出会ったその日にお家に連れて帰って来てもらえた訳でもない。
出会ったけど、その時はおとうさんもおかあさんも、あたしを迎え入れようとは決めれなかったみたいです。下の方からあたしの方をにらみ上げてた鼓太郎は反対してたみたいだし。でも、おとうさんは長い事、あたしを覗き込んでた。おかあさんも覗き込んでたらしいけど、あたしケージの一番上の段にいたから、おかあさんは背伸びして覗き込むのがちょっと大変だったらしい。
出会いは突然に、でもいきなり話は展開しないんだよね。でも、その日の出会いががなかったら、あたしはどんな犬生を送ることになったんだろうね。北海道に来ることもなかったかもしれないし、この年齢まで生きることができなかったかもしれない。でも十分に幸せに生きてきました。
あの時の出会いは忘れない。寝ぼけていたから、色んな人があたしをのぞきこんでいたから正確におとうさんとおかあさんを記憶している訳じゃないけど、その時に自分の運命が変わったのは事実です。
あの時、あたしはケージの中で何を考えてたのかな。この家に行きたいなとか思ってたのかも。
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小っちゃな幸せですが、満足な幸せであってほしいです。
小夏ちゃん、幸せをつかみましたね。
涙がでてしまいました。