こんにちは、小夏です。昼下がりのリビング。真南を向いているので、冬の長い日差しが部屋の中に差し込んでポカポカ。北海道の冬でも昼間は暖房不要の暖かさです。と言うよりも、むしろ暑い・・・。そんな部屋の床におとうさんが座り、あたしを手招きする。
なんですかー、と昔なら一直線に駆け寄ってたあたしだけど、今のあたしは、まず何だろうと固まり考え、おもむろに旋回しながら近づく。まだ呼ばれると近づいて行くだけ認知症の度合いは軽いんです。
で、おとうさんのところに行くと、いきなり服を脱がされた。ま、ぽかぽかしてて暖かいから今は洋服は着てなくてもいいかな。
でも、ブラッシングでした。そう言えば、最近、床の上に毛の塊が良く落ちてたね。間違いなくあたしの毛。まだ、換毛期なのかしら。今くらいの時期は、抜け毛が一年で一番落ち着いてるはずなのに。
あんまり抜けないんじゃないかと思ってたけど、全然。ラバーコームで擦られると、わさわさと抜け毛が湧きたちます。
おとうさん、昔はごしごしと力を入れてブラッシングしてたけど、なんか今日はタッチが柔らか。「小夏が痩せて、力を入れて擦ると骨がゴツゴツと当たって嫌なんだ・・・」というのが理由らしい。おとうさん、丸々ころころのあたしが好きだったからねぇ。
でも、ぽかぽかな部屋の中で柔らかなタッチのブラッシングだと、何か気持ち良くて眠くなってくる。
あたしがブラッシングされている時に寝ることは今までにはなかった。胡坐をかいてるおとうさんの膝に頭をのせて、柔らかくブラッシングされるのはこんなに気持ちが良かったんだ。
スースー寝始めたあたしの姿を見ながら、おとうさん。「本当に痩せっちゃったなぁ・・・」とあたしのあばら骨のあたりを手で摩ってる。太ってる時は、「重たい重たい」と文句言われてたのに。
脇腹あたり、後ろ足に続く部分が盛り上がって見えると思うけど、腫瘍がある訳でもないし、腹水が溜まってるわけでもないよ。あばら骨です。骨は痩せないけど、あばら骨のお終いのあたり、後ろ足と言うか腰に続く部分のお肉がなくなっちゃって盛り上がって見えてる。ちょっとショック。ここのところ、服を着てるせいで目立たなかったけど、服を脱ぐと明らかだね。
あたしが寝ている間にブラッシングは終了。まだ、こんなに抜けてるんだ。冬毛がやって来てる気配はあんまりない・・・。なんか、余計に貧相になったように見えるね。
このままじゃ寒い。また服を着せてもらわねば。
そしてご飯をちゃんと食べて、もう少しお肉と脂肪を付けないとダメだね。おかげさまで、デビフの缶詰作戦が始まってから、そこそこ食べてます。お昼ご飯の時は、結構、素ドライフードでも食べてる。
そろそろ体重測定してみようか。まだ増えてないと思うけど、この間、病院で測った時よりも減ってなければ、とりあえずは及第点としましょうか。
↓ 換毛のメカニズムはやっぱりホルモンがコントロールしているのかなと参加中!