こんにちは、小夏です。早いもので、北海道に引っ越して来て今日で丸一年。一年前の今日、東京のお家からお昼ごろに出ました。あたしは、記憶のある範囲では、東京のお家しかないから最後までずっと住み続ける終の棲家になるはずだった。いわんや、遠く離れた北海道に引っ越すとは思ってもいなかった。(今日の写真は一年前のものです。)
おとうさんもおかあさんも、去年のお正月までは自分たちの終の棲家になると考えていたらしい。あちこち引越しはしてたけど、東京のお家だけ群を抜いて長い間住んでたからね。20年以上住んでたんだよ。
あちこちに住んでたせいで、なんちゃって道産子だし、なんちゃって江戸っ子だったけど、東京の片田舎っ子にはなれそうだったのに、結局、それもなれなかったね。
だからお家から出て、玄関を閉める時、お家の中を眺めながら暫く固まってた。何を考えてたのかな?あたしは、何もなくなって広々ながらガランとしたお家を不思議な想いで眺めてた。リフォームでもするのかな?くらいにしか思ってなかった。
なんか違うと思ったのは、フェリーに乗ってから。茨城の大洗からフェリーにのったけど、今まで乗ったフェリーは直ぐに下船したのに、いつまでも乗りっぱなし。どこまで行くんだろう。
もしかしたら、あの東京の片田舎のお家にはもう帰らないのかなと、フェリーのデッキをうろうろした時に少し思った。なんか旅行って感じじゃなかったからね
そして11月5日、苫小牧に到着。なんか急に寒い所に来たなと思ったけど、北海道だとは分かりませんでした。それまで秋の風景だったのに、冬の風景が目の前に広がってた。
早いような、長かったような一年。あたしは、去年よりも歩き方がヨタヨタになったし、旋回も多くなっちゃった。去年よりも少しスマートになったし。北海道の厳しい冬を越せるのかちょっと心配だったけど、どうにかそれも乗り越えて、そして今二回目の冬を迎えようとしてる。きっと二回目の冬も無事に越せるような気がする。
だんだん北海道の生活にも慣れてきたような気がする。でもその一方で、時々、東京の片田舎を懐かしく思い出すことがあります。あたしだけじゃなくて、おとうさんもおかあさんも同じみたい。
色々思い出す中で、やっぱり一番多いのは、お家の近所の風景。あたしもしっかりと細かい所まで覚えてるよ。なにせ毎日、近所をお散歩で歩き回り続けたからね。16年で一日二回として計算して、ざっと1万2千回くらいお散歩し続けたんだから、些細な風景も今も覚えてる。少し懐かしい。またあの散歩道を歩いてみたいような気がする。
おとうさんやおかあさんは、何時の日か、あの町を訪れてあの道を歩くことがあるかもしれない。でも、あたしは無理だよね。老犬になったあたしには、東京は遠すぎる・・・。
いつかお空の上に行ったら、鼓太郎と一緒に東京の片田舎まで飛んで行ってみようかな。
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気付けば、あっという間の一年でした。
家の中は整理が進まず、引っ越し当時とあまり変わらず雑然としてますが、
確実に小夏は年を取ったなと言う感じです。
二回目の冬は、あまり厳しい寒さと雪にならないと嬉しいのですが、どうなることやら。
お引っ越しから丸一年ですか、早いものですね。。。
表紙のお写真、小夏ちゃんの穏やかな横顔から温もりとモフモフ感が伝わってきて大好きです。
小夏ちゃん、風邪などひかないように気をつけて二回目の北海道の冬、元気で過ごしてくださいね。