こんにちは、小夏です。あたしは、赤ちゃん時代から何でもよく食べた。お家では、あたしの分のお皿と鼓太郎の分のお皿があったけど、いつもあたしのお皿はピカピカ。対して鼓太郎のお皿は、お肉が入った時を除いて、半分くらい食べ残されていた。食が細かった鼓太郎なので、お皿を下げずにいれば少しは食べるかと思ってたおとうさんとおかあさん、次のご飯の時までお皿をそのままにしていた。
でも、あたしがお家に来てから、鼓太郎のお皿もいつも空になってた。それを見て、おとうさんとおかあさんも、「鼓太郎も最近はちゃんと食べるようになった」と喜んでいた。
糠喜びだけど・・・。
鼓太郎が完食したのではなく、鼓太郎の食べ残しをあたしが残さず食べてました。赤ちゃんの時から。ほどなく、おとうさんとおかあさん、鼓太郎が食べてるんじゃなくてあたしが食べてることに気付いた。呆れながらも、鼓太郎みたいに食が細い犬じゃないことを喜んでいた。だいぶ苦労してたからね。
そのおかげで、あたしはよく食べ、結果は自ずと肥満犬へ成長。今は、痩せちゃったけどね。鼓太郎のお皿がなくなったし、年取って胃袋にキャップがかかったみたいで、食べられる量に限界が出来ました。
そして今は、食べることが下手糞になってしまった。自分で食べたい量まで、一人では食べれない。ご飯の時は、手伝ってもらうことが多くなってしまった。いや、殆ど毎回手伝ってもらってる。
色んなことが複合的に絡んで、上手く食べれないんだよね。
・ご飯を上手く舌ですくい取れない
・ご飯が良く見えない
・ご飯を食べる姿勢が維持できない(肉球が滑る、踏ん張れない)
だから、まず姿勢が崩れないように体を支えてもらって、あたしの口元にご飯を近づけ見失わないようにしてもらい、それでも上手く行かないときは、ご飯を少しずつ手に取って口元に持ってきてもらう。お皿の上から上手く取れなくても、人間の手の上だと、凸凹あるから舌ですくい上げやすくなるんです。
こんな感じのあたしだけど、必ずしも毎回介助をしてもらってる訳じゃないよ。
時々自分でちゃんと最後まで食べきることもある。無意識だけど、どうやら好物の時は自力で食べきることが多いらしい。今日のご飯には、豚バラがちぎって載せてあったので、少し介助はしてもらったけど、ほぼ自分で食べきれた(と自分では思ってる)。
そんなあたしを見て、おとうさん、「小夏はズルイなぁ」という。ズルイんじゃなくて、食への執念が火事場の馬鹿力となるみたい。
だから好物を毎回のご飯に用意してね!・・・やっぱりズルイかしら?でも、心の中ではちゃんとアリガトウって感謝しているんだよ。
↓ 17才の老犬の食事風景はどこでもこんなものではと思いながら参加中!