こんにちは、小夏です。公園の中をうろうろ歩き回ってると、あたしの鼻先をひらひらと白いものが舞ってる。最近目が悪くなったので、何だかよくわからない。もう少し近づいて見ないとダメだね。そろそろと近づくと、またひらひらとあたしから遠くの方へ逃げていく。
ひらひらと白いものがシロツメクサに泊まったので、一気に間合いを詰めてガン見。なんだ、チョウチョだ。あたしの荒い鼻息で吹き飛ばさないようにしなくちゃ。
でも、そんな心配は無用みたい。一心不乱に花の蜜を吸ってる。お腹空いてるのかな?自分のご飯を自分でちゃんと確保するとは、大したもの。あたしは、自分のご飯を確保することはできないから、おとうさんとおかあさんにお願いするしかない。
犬は、今の社会では自分で自分のご飯を確保して生きていくことはできない。人間に寄り添って、人間と共に生きていくしか道はない。世渡り上手のあたし的には楽ちんだし、心地よい。だから、あたしも人間に癒しをあげてる(たぶん)。
暫く同じ花から蜜を吸ってたけど、チョウチョはまたひらりひらりと別の花に飛んでいき、そして蜜を吸ってる。移り気なんかじゃないよ。はじめの花の蜜がなくなったから、他の花を求めるんだよ。それが自分で生きてくための術だからね。
今は色んな花が咲いているから蜜を吸うのには困らないはず。満足するまで吸えばいいよ。
あたしは、満足するまでご飯を食べたことがない?ような気がする。沢山食べてきたけど、どこかで満たされなかったような気がするけど。
「そうかぁ、小夏は食べ終わった後に、よく大きなゲップしてたけどなぁ」。
そうだったかしら?
花から花へと蜜を求めることはなかったけど、自分のお皿から鼓太郎のお皿へとひらりと飛んで行ってたね。
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