こんにちは、小夏です。一日の大半をおとうさんのベッドで過ごすようになったあたし。お散歩に行く時もベッドでうだうだしてるので、最近はベッドから抱えて降ろされるようになった。おとうさんもおかあさんも同じようにベッドから抱え上げて降ろす。その時、あたしを抱え上げたおとうさんが、「・・・ん?」と言いながら自分の手のひらを見つめてる。え、何?手を痛くした?
それとも何、宮沢賢治みたいに、じっと手を見つめながら”働けど働けどわが暮らし楽にならざる”とつぶやきたいの?なんか違うみたい。
「てのひらが濡れている・・・」
おとうさんは、あたしを抱え上げるときに左腕を脇の下に回し、右腕を股間から差し入れて胸のあたりに回す。これが一番安定して抱え上げられるらしい。この時に、右手が濡れたらしい。
床の上にあたしを下したおとうさん、あたしの手足の先を確認します。ベッドの上でよく手足を舐めまわしてるからね。そのせいかなと思ったみたい。でも、あたし舐めてないよ。今の今まで寝てたんだから。
おとうさん、次にあたしの大事なところを覗き込む。子宮蓄膿症になったとき、たまに膿が流れ出ていたことを思い出したみたい。えー、そんなぁ、子宮は取っちゃったはずだから再発ということはないと思うんだけど。違うよね。
おとうさん、もう一度、あたしの股間に手を当てる。・・・やっぱり濡れた。
「小夏、おもらしかぁ?でも、ベッドは濡れてないなぁ。おもらしと言うよりも、尿モレか?」
え、しまりが悪くなったのかしら。どうしよう・・・、ベッドの上で寝れなくなっちゃうよ。
「小夏、おむつしないとダメかぁ?」
えー、おむつはまだ嫌だなぁ。でも、鼓太郎は15才ちょっとでおむつしてたね。
「あー、でも鼓太郎が使ってたおむつは小夏にはサイズが小さすぎるなぁ」
うん、だからまだ必要ないよ。でも、本当に尿モレなのかしら。
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