こんにちは、小夏です。この間、おかあさんとのお散歩に出た時、エレベーターの中で二件横のお宅の奥さんと一緒になった。あんまり犬好きにも見えないけど、犬嫌いでもなさそう。でも、あたしに手を出してきたことはない。そんな奥さんが、あたしの顔をじっと見て、唐突に、「本当に美人ですよね」と言う。
おかあさん、一瞬、自分のことかしらと思った?でもすぐに、そっかそっか、あたしのことだねー、と分かったみたい。
「ありがとうございます。だいぶ、おばあちゃんになって、顔も白くなったけど。小夏、良かったね。美人さんだって」と、あたしに言います。うん、この年になっても美人って言われると嬉しいよね。
でも、あたしは、今まで美人とはあんまり言われなかったなぁ。可愛いとはたくさん言われた。たいてい、「ころころで」「ぬいぐるみみたい」「ふわふわ」と言った形容詞がつくんだけど・・・。それでも良い気分だったよ。
はじめて覚えた言葉が、「可愛い」だったらしい。自分じゃ記憶ないんだけどね。散歩している時に通りすがりの人が、「可愛い!」って言うと、あたしですかー、と寄って行ったそうです。子供の時から、処世術を心得ていたのかな?野生の本能?
「いつまでも元気でね」って言って奥さん、エレベータを降りて、自分のお家に入っていった。
うん、いつまでも可愛いって言ってもらえるように頑張るよ。
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