こんにちは、小夏です。鼓太郎は子供のころから、しつこい外耳炎に悩まされ最後まで完治せず、それが前庭疾患につながったと、あたしは思ってる。一方、あたしは昔から、耳もずっと健康でした。でも、ここのところ何か耳が気になって仕方ない。昔の鼓太郎みたいに、耳が手旗信号状態(片方の耳が下がり、もう片方の耳は通常通りに上を向く)になってしまった。
奥の方が痒いような、スッキリしない。春ころから左耳が汚れるようになって、毎日おとうさんに耳の中を拭いてもらってた。でも、最近気になってるのは右の耳。右の耳が下がってる。
それに気づいたおとうさん、何回か右の耳の中も拭いてくれたけど、改善しない。
耳が不調でも、あたしたちワンは自分で耳掃除できないしね。出来るのは、柴ドリルをやって、耳の中の汚れを弾き飛ばすことだけ。
でも、何か異物が入ったり、虫が入った時に柴ドリルは効果的だけど、今回はあんまり効果ないみたいです。
「小夏ー、病院で診てもらおうか?」
えー、病院行くと抗生物質の注射とかされそうだし、そこまで重篤じゃないと思うよ。
「うん、でもなぁ、鼓太郎みたいに前庭疾患になったら困るよ」、おとうさん、ここにもトラウマあるみたいだね。大丈夫よ、あたしは。と言いつつ、また柴ドリル。やっぱり気になっちゃう。
「それじゃぁ、耳掃除を少し丁寧にやろうか。左の耳は汚れてるけど、小夏が気にしている右耳の中はきれいなんだよね」。そうなんです、気になっている耳の中はきれいなんです。外耳じゃなくて、中耳とか内耳だと嫌だなぁ。その辺りに問題あれば病院に行くしかないよね。
その夜、あたしは初めての経験をしました。わが家の耳掃除ではノルバサンオチックを使うんだけど、あたしは今までこの薬液を耳の中に流しいれたことがなかった。コットンに染み込ませて、それで拭いてもらうだけでした。何度か試されたことがあるけど、察するとすぐ逃げてたからね。今までは特に問題なかったから、おとうさんも深追いしてこなかった。
でも、その日は違いました。おかあさんと絨毯の上でじゃれ合ってたら、急におかあさんの力が入り、あたしを固定。背後におとうさんの気配。なんか耳の穴に差し込まれたら、続いて冷たい液体が耳の中に流れて来る。ブルブルして出さなきゃと思ったけど、おとうさんとおかあさんの力が強まり動けない。液体は、ずいぶん入っちゃった。
続いて、耳の付け根辺りをモミモミされる。その後、コットンでふき取ってもらってお終い。残ってる薬液は、柴ドリルで振り払う。耳の中に薬液入れること恐れてたけど、意外に平気でした。
翌朝、目覚めると、少し耳がすっきりしてる、ような気がする。このまま落ち着くといいなぁ。
「小夏、3日おきくらいに耳の中に薬液いれてきれいにしよう。消費税が上がる前に予備のノバルサンを買っておいたからね」。
ありがとうございます・・・。一回じゃ、治らないよね・・・。
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