あらぬ疑いを晴らす

こんにちは、小夏です。昨日、ご飯食べて、お昼寝しようかとぼうっとしてたら、鼓太郎が近づいてきて、「何か僕お家に居ずらい・・・」と、ぼそっと言う。んー?どうしたの?


「今まで感じたことなかったけど、最近、小夏が年取ってきて前ほど元気じゃない。そんな時に、僕がやって来ると、あたかも僕が小夏を迎えに来たみたいに思われるんじゃないかって・・・」。

あぁ?何?あたしを迎えに来た死神ってこと?誰もそんなこと思いもしないけどね。・・・でも、なるほど、そういう考え方もありか。

今はまだ、そんな心配ないよ。あたし元気だよ。少なくとも同い年だったころの鼓太郎に比べれば、はるかに元気だよ。鼓太郎が届かなかった16才の誕生日は全然の楽勝だと思ってる。客観的に見て。

逆に、いつかその日が来たら、その時は鼓太郎に迎えに来てほしい。鼓太郎みたいに一人で空に昇っていく勇気はないから・・・。

だから今はそんな事を考えるな。

ずっとお家にいるわけにはいかないだろうけど、節目節目で帰ってくることができる時には、ちゃんと帰っておいで。おとうさんもおかあさんも、鼓太郎のことは見えないけど、なんかもふもふした鼓太郎の気配を感じて喜んでるよ。

誰も鼓太郎にそんなあらぬ疑いを持ってないよ。

「うん、ありがと。何か気が楽になったよ。次はお盆に帰って来るね」。

そう、いつかその日が来たら、ちゃんとやって来ることも忘れないでね。

あいにくの梅雨空だからお家の中に陽だまり出来ないけど、一緒に昼寝しようか?鼓太郎のお腹は、ちょうどいい枕だったからね。

2015年 手前:あたし 左奥:鼓太郎

昔からの心配性と言うか、小心者なのはお空の上に行っても変わってないね。

でも、あたしのことを気遣ってくれての想いだと思うから、あたしも素直にありがとうです。

 

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