こんにちは、小夏です。あたしはマンション犬。あたしの住むマンションに他にも20軒ほどワンと一緒に暮らしてる家がある。マンション住人の入れ替わり時期に伴いワン達もいくつかの世代に分かれます。わが家はマンションができた時に入居したので、その当時、ワンと暮らし始めた世帯で第一世代。あたしが、その第一世代の最後の時期にやってきました。
当然、第一世代のワン達は、あたしと同年齢以上。みんな老犬域だね。
先日、下の階でパピヨン君と暮らしているおばちゃんが、「最近、全然歩けなくなって、ものすごくやせてきちゃった」とあたしを見て言った。鼓太郎よりは若いはずだけど、あたしよりも年上だから、いくつになったんだっけ？
おかあさんがパピヨン君の年齢と聞いたら、「17才」とのこと。あたしよりも2才以上も上だった？鼓太郎は、もっと早くに空に昇っちゃったから、わが家には未知の年齢ゾーンだ。これからあたしが体験していくけど。
「痩せちゃったから、撫でてあげても骨がゴツゴツ手にあたって・・・」。
「鼓太郎も最後のころは、体重が半分以下になって見るのが忍びなかったし、寒がるからいつも服を着せてた・・・」とおかあさん。
おばちゃん、あたしの方に手を伸ばして撫でてくれる。あたしは、まだ痩せてないよ。ふわふわもこもこだよ。もともとパピヨン君は、ふわふわもこもこ犬種じゃないから、ギャップ大きいでしょう？
撫でてたおばちゃん、「なんでー、なんでこんなににくにくしいの？」と。
ん？にくにくしい？
にくにくしいって「憎々しい」ってことだよね？あたし憎まれるような憶えないよー？
ハテと思ったけど、どうやら、このおばちゃんは「憎々しい」という意味でなく、「肉々しい」という意味で言ってたみたい。そんな言葉ないんだけど、まぁ、ちょっと天然系のおばちゃんだけど、表裏ない人だから悪意があった訳じゃないみたいです。
ん、でも・・・？「肉々しい」とは、悪意なくても嫌味はあったのかな・・・？もちろん痩せちゃったパピヨン君のことを想ってのことだとは思うけど。
ダイエット効果は、他人にはまだ認識できるレベルにはなってないようです。
だいぶ減っちゃったマンションの第一世代ワンのみんなが少しでも元気に長くくらせますように。
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