こんにちは、小夏です。昨夜の日付が変わる二時間ほど前に、鼓太郎はお空の上に戻っていきました。
「クリスマスまで帰って来れないけど、・・・、でももう行かなきゃね。」
って、既に寝入っていたあたしの耳元で囁いて、そして鼓太郎の気配が薄れて行った。
そっか、今日は鼓太郎の月命日だったね。この日に合わせて、怒られるかもしれないけどお空の上に戻るのを伸ばしてたんだ。ん、寝ぼけてたからよくわからないけど、戻って行った時刻も22時？鼓太郎がお空に昇った時刻は22時だったよね、それを狙っていたのかな？
ん、ちょっと待って、今回鼓太郎が帰ってきたのは8月13日だよね。それって、鼓太郎のお家記念日だよね。
なんかいろいろとこじつけと言うか、鼓太郎にとってもわが家にとっても大事な日や時間を狙っていたのかな？
「うん、僕がいなくなってからだいぶ時間たったから、忘れられちゃってるかなと思って・・・。」
大丈夫よ。鼓太郎のことを忘れるわけないよ。少なくともおとうさんとおかあさんは忘れないよ。
あたしは、うーん、・・・、忘れたらゴメン。
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