こんにちは、小夏です。お散歩に最後に出たのがなんか物凄く遠い昔みたいな気がする。今日は朝から良いお天気だし、体調も持ち直して大丈夫そうだから、ちょびっとだけ外の空気を吸いがてら陽射しを浴びに行こうかしら。おとうさんも同じように思ったみたい。久々にリードを付けもらうと、テンションもアゲアゲです。
「でも遠くには行けないよ、いつもの公園だよ」とおとうさん。うん、それでもいいよ。それでも、ずっとお家の中で寝た切りと違って気持ちが華やぎそうです。と、いつもの公園、いつものノルマの砂場の周りで、地面に降ろしてもらいます。
でも、へなへなと崩れていく。おとうさんは、リードであたしを引っ張り上げることをせずに、あたしの胴の両側に手を添えて、あたしを支える。その体勢だとおとうさんの腰がまたダメになるよ。あたしの思いを知ってか知らずか、お構いなしにそのままの姿勢で少し前へ進もうとおとうさんはする。
そんな心配はいりませんでした。一歩、二歩歩くと、自分でも足が完全にダメで右手も後ろにピンと伸びていて歩ける状態じゃないのがわかった。おとうさんも初めからわかっていたみたい。でも、あたしが歩きたがるだろうなと思って、ひっくり返らないようにその姿勢を取ったみたいです。その後、お決まりながら地面にひっくり返って暫し休憩。
地面の匂い。草のかほり。いつでも手に入るものだと思っていたけど、今のあたしには遠い存在だった。お腹いっぱいになるくらい吸い込んで、まったり。今まで気づかなかった充実感。こういう何気ない時間に満足を覚えるという楽しみもあったんだよね。
おとうさんに抱っこしてもらって、少しベンチに。
何べんも何べんも、このベンチで抱っこしてもらった。これからもここで老犬と老人が寝ている風景があるのかないのか。まぁ、暫くは大丈夫でしょ。甘いかな。
もう一度、砂場のそばで地面の上に下ろしてもらいます。ん、ちょっと、あれっ?という感じ。おとうさんが、あたしの所にやって来て、「全然歩けはしなかったけど、そろそろ帰ろうか。疲れちゃうからね」と言う。
うん、ゴメン。ちょっと息が荒いような・・・・
おとうさんも何か気づいてくれたみたいで、あたしの口の中を見る。舌の色が悪くて、舌がちょびっと飛び出している。カートに乗せて、急いでお家に。30分くらい息は荒めだったけど、次第に落ち着いてきて、舌も引っ込み色も元のピンク色に戻りました。
特に歩き回ったわけじゃないけど、久々の公園、外に出て知らないうちに興奮しちゃったのかな。またお散歩には行きたいけど、興奮しないように、そして体調を見極めないと駄目だ。弱っていることは否定できないから。
↓ 今の状態を忘れて、興奮しちゃったことを反省しながら参加中!