あたしを見ながら「犬も最後はああなっちゃうんだよね」

こんにちは、小夏です。相変わらずのよたよた散歩でお家に戻る時。二人連れのおばあちゃんたちとすれ違いました。すれ違う時に、二人してあたしのことをしげしげと眺めていた。おとうさんは、あたしがコケないか、ずっとあたしの方を見ているので、おばあちゃん達に気づかず、そのまま通過。通過した後に、後ろの方から、「犬もねぇ、最後はああなっちゃうんだよね」と聞こえてきた。


前にも会ったような気もするけど、目が悪いのでよくわからない。よたよた、ぐるぐるしながら、ゆっくりゆっくり歩くあたしのことを言ったんだろうな。そうだよね、はた目にもそう見えちゃうんだ。

でもね、あたしはまだ最後じゃないからね。と少し抵抗。そのうちに最後は間違いな来るし、それは避けられない。でも、それはまだ先の事だと主張したい。たぶん、おばあちゃん達はそんなに深い意味で最後という言葉を使った訳じゃないと思うけど、どうしても敏感に反応しちゃいます。

敏感に反応するということは、裏を返せば、自分でもそう思っていることなのかもしれない。まぁ、犬生の最後の段階に入っているのは間違いないからね。

しかし歩けなくなってきました。距離もそうなんだけど、足腰の安定が悪い。ころんとコケることも増えた。筋肉がいよいよなくなってきたせいかな。おとうさんの足やカートに寄りかかることも増えた。

昔、鼓太郎が歩けなくなった時、おとうさんは器用に右足に鼓太郎を寄りかからせながら、足を動かして鼓太郎を歩かせていた、というか運んでた。エア歩行です。ものすごく時間がかかるし、大した距離は歩けないんだけど、それでもずっとお散歩に行ってた。カートに乗りっぱなしよりは、鼓太郎も嬉しかったみたい。お散歩命の鼓太郎だったからね。

あたしも本当に自分で歩けなくなったら、同じように足に寄りかかりながら歩かせてもらおうかな。ああ、でもおとうさんもその頃より体力落ちてるから、今はもうできないかも。その時は無理しなくていいよ。あたしカート好きだから。

首に力が入らないので、なんかクタッとしたような感じ。重力に負けてる。

犬生の最終ステージに違いはないけど、まだ最後じゃない。よたよた、ぐるぐる、ゆっくりでも自分の足で立って、自分で歩ける日を延ばしていきたいと今日も改めて思いました。

 

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“あたしを見ながら「犬も最後はああなっちゃうんだよね」” への2件の返信

  1. そんな事、言うのやめてください!
    と、私がその場所に居たら、
    怒鳴りたい気持ちです。許せない!
    あなた方が、人間の最後でしよ!と言いたい気持ちです。腹が立ちます。
    こんなに小夏ちゃんや、パパさんが頑張っているのに、悔しいです。。
    全く空気を読めない人って居ますよね。すいません。小夏ちゃんのようになるべくゆっくりと、長生きをしてもらって、介護を覚悟していた身としては、本当に悔しくて涙が溢れます。
    うちの愛犬より4年以上も長く、
    まだまだ途中で最後じゃないのに…。
    頑張ってくれている小夏ちゃん家族を遠くから応援しているのに、こんな言われ方は、ほんとに悔しいです。
    うちも、小夏ちゃんちのように、
    ゆっくりゆっくりしてほしかったです。
    確かに、先の不安も無いとは言えないけれど、ひどい事言う人がいるのですね。とても悲しい気持ちです。
    小夏ちゃん、気にしないで下さいね。
    ただ、筋肉が落ちてしまい、心配ですか、パパさん、今後のいつか、お散歩では、支える準備お願いいたします。
    …ごめんなさい、感情的になりました。

    1. ありがとうございます。言葉は難しいですね。
      励ましにもなれば、傷つけることもある。
      おばあちゃんは、どんなつもりで言ったのか。その部分しか聞こえなかったので、どんな文脈だったのやら。
      以前もブログ記事にしましたが、去年から何回か、ちょっと、ん?みたいな言葉を喰らってます。一番はじめのが強烈で、年齢を聞かれて答えたら「普通だったらとっくに死んでるよ」というものでした。全部、おばあちゃんだったので、もしかしたら同じ人かな。コロナのマスクのせいで、顔が良く見えてないので違うかも。
      そういう、ん?的な言葉も喰らいますが、暖かな言葉もたくさんもらえてます。最近は、小夏がとろとろ歩いたり、こけてたりしてると、わざわざしゃがみこんで撫でながら優しく声をかけてもらってます。
      ちょっと嫌なこともあれば嬉しいこともあると、ゆったりの老犬ライフ、介護生活を送っていければと思ってます。

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