こんにちは、小夏です。ここの所、雪はあんまり降っていない札幌の片田舎。気温もほどほどの氷点下近辺で比較的過ごしやすい毎日です。こういう天気だと雪国の人は除雪日和とばかりに雪の片付けに勤しむ。好きでやってる人は皆無だけど、今のうちに少しやっておかないと後々、エライ目にあうからね。
狭くなったけもの道状態の歩道も小型の除雪機で端を削り取り、少し歩きやすくなってる。あくまでも、少しだよ。気温が高めだと、路面は氷になっちゃうから違う歩きにくさになる。
それでも、あたしが旋回できるくらいの幅は出来てます。他の人の通行の邪魔にならない程度にウロウロ、くるくる。でも削り取られた雪の壁があたしの行く手を遮る。ぶつかっては方向転換のあたし。右の壁にぶつかり、よろよろ左の方に跳ね返されて左の壁にぶつかり、また右の壁へ。
なんか狭い通路をあちこちにぶつかり、跳ね返されてる。さながらピンボールみたいです。ピンボールマシンのようにスピード感はないけど。
時々、凍った路面も足元をすくうし。柔らかい雪の壁だと、例によって顔中が雪だらけだし。
あんまり壁にあたしがぶつかるもんだから、おとうさんリードを短く持ってあたしの動ける範囲を狭める。でも、リードが短いと自由にうろうろできないのが、あたしには不満。
「小夏、こんなに頭をぶつけると頭が悪くなっちゃうよ」。たぶん大丈夫、あたし結構、石頭だから。
でもぶつけないにこしたことはないか。ピンボールじゃない生身のワンだからね。
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