こんにちは、小夏です。認知症の症状の一つとして、無表情になりぼんやりしていることが多くなるというものがあります。若い時に表情豊かに、ころころ表情を変えることは確かにない。人間も同じだよね。だから、年齢と共に落ち着いて、表情も安定するのではと思う。
でも、確かに鼓太郎は表情に乏しくなっていった。もともと、あたしに比べると表情があまり豊かじゃなかったから気にもしてなかった。ぼんやりと何を見るとはなしに外を見ているような風情も、こんなもんかと思ってた。
あたしは、まだまだ表情が豊かだよ。ちゃんと笑顔が出てるでしょ?笑顔じゃなくて、困ったような顔にも見えるけど。
これだけ笑顔が出れば、まだまだ認知症とは程遠いみたいだよ。子供のころみたいに、いつでもニコニコじゃないけど、笑顔になるときは笑顔になる。
そう、あたしはやればできる女だからね。
思えばお天気が良いと笑顔の時間が長いような気がする。昨日今日と、札幌の片田舎はほぼ快晴。
認知症予防や改善には、太陽の光を浴びると良いらしいから、今日の笑顔も日光効果かしら?
北海道、北国の夏は短い。太陽の光が強い時期は短い。あたしの笑顔は、太陽光発電じゃないかずだけど、今のうちにたくさんお日様の光を浴びて、それを体内バッテリーにためとかないと駄目か。
そういや、鼓太郎は年がら年中、日差しの強いところで日向ぼっこしてた。東京の真夏の強い日差しを浴びて、はぁはぁ言いながらも寝続けてた。あたしも、暑くてはぁはぁ言いながら寝ないと駄目かしら。
でも、あたしの好みは、風の通り道。お天気の良い夏の日に、風が通り抜ける涼やかな場所を見つけて、そこでゆっくり眠りたいね。お日さまの光は、あんまり届かない場所だけどね。
認知症のことは気になるけど、とりあえずは今この時をあたしは楽しむのを優先です。
根っからの享楽主義者として最後まで生き抜こう。まわりに迷惑かけたら、その時は勘弁してね。
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