寝る子を起こすな、起きれば夜中の徘徊行動が始まる

こんにちは、小夏です。昨夜、あたしとおとうさんが、すぴすぴ、がーがーと寝ているところに、後からおかあさんがやって来た。ベッドに入ろうとしたおかあさん、すぴすぴ寝ているあたしの顔を覗き込み、思わず撫でまわしたい衝動に駆られたそうです。あたしは、ばあちゃんになっても可愛いから、その気持ちはよくわかる。


でも思いとどまったそうな。眺めるだけ眺めて、撫でたい衝動をぐっと堪えたそうです。撫でてもらっていいのにね。あたし子供の時から人に撫でてもらうの好きだよ。

朝になって、おかあさんがおとうさんにその時のことを話してた。「なんかねぇ、罪のない顔して幸せそうに寝てると、撫でたくなっちゃうよね。でも、そこでぐっと我慢した。下手に起こすと、夜中の徘徊が始まり、こちらが寝れなくなっちゃうから、我慢したよ」。

あたしは、自覚はないけど軽い認知症らしい。夜中近くなると、お家の中をうろうろと徘徊する。夜鳴きはしないけど、うろうろと徘徊します。昼間も徘徊することあるけど。こうなると、放置する訳にも行かないおとうさんとおかあさんは、あたしが徘徊を辞めるまで傍で見守る羽目になる。

だから、おかあさん、ぐっと我慢したみたい。

うん、今のあたしには、寝た子は起こさないとした方が、良いかもね。その分、昼間、あたしを撫でてくれればいいのにね。

朝寝している時も可愛く寝てるけど、「散歩行くぞー」と起こされるのは仕方ないか。薄目開けて、様子を窺ってるあたしです。

「最近、小夏はあんまり撫でさせてくれないよね」とおかあさん。そうかな?鼓太郎よりは、大人しく撫でられると思うけどなぁ。

 

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