こんにちは、小夏です。昨日は雨は降らなかったけど、湿気が多くて、そして気温もどんどん上がる暑い一日でした。朝散歩のあとに、ご飯食べてうとうとと昼寝してたら、おとうさんにがばっと抱えあげられて、無理やり起こされた。なんだー?「小夏、シャンプー行くよ」。あ、そう言えば、そんなこと言ってたね。
車に乗って5分。ああ、やっぱりシャンプー屋さんだった。公園にでも行くのかと付いて来た鼓太郎も、「なあんだ」と言ってる。「でも、僕はシャンプー屋さんに来るの久しぶり。ここに移転してから来たことない」。
あたしを預けておとうさん帰っていく。見送るあたし。
それから一時間程度、シャンプー。なかなか大変でした・・・。暫くして、おとうさんがおかあさんと一緒に迎えに来た。帰る―、って飛び出します。
おかあさんが、店員さん(トリマーさん)とお話してる。
「小夏、シャンプーまだ大丈夫でしたか?」
「うーん、ずっと立ってるのができなくて、すぐ尻餅ついちゃうんで。二人がかりです」
「あ、ゴメンなさい。大変だったんですね」
「でも大丈夫ですよ。途中で倒れちゃうことはないから」。
これ、鼓太郎のこと。何度か、シャンプーのたびに倒れることが続いて、お店の人から「申し訳ないけど、うちでは責任持ちきれないのでシャンプーをお受けできません」と言われた・・・。
「ドライヤーを掛けるとき、座り込んじゃうんでケージに入れて乾燥させましたけど。なっちゃん(お店の人はみんなあたしのことをこう呼ぶ)、いくつになりましたか」
「8月で16才です」
「もうそんな年になっちゃうんだ。でも、そんな年に見えない。全然、元気ですよ」
たぶん、このお店に来ている中で、あたしが最年長みたいです。
「シャンプー前も後も、うろうろ、ぐるぐる旋回してて元気ですよ」
「いや、それ元気と言うよりも、認知症が出始めているのでは?」
「まだ、大丈夫ですよ」
「あと何回かはシャンプーお願いすると思うのでよろしくお願いします」
ん?その後は、自宅でシャンプーなの?おとうさんの腰が心配だね。
でも、あたしもかなり疲れました。お店の出口からの階段を転げ落ちてしまった。後ろ向きで、下がりながら、降りていくしね・・・。
車に乗せられてお家に到着。お水を飲んだら、さ、寝ますとベッドのある部屋へ向かう。
でも、ムシ暑くてなかなか寝れない。はぁはぁ言い始めたら、エアコンを入れてもらったら、そこからは爆睡できました。
「年取ってからのシャンプーは疲れるよね。たぶん、トリマーさんたち、僕と小夏を比較して、小夏がすごく元気だと思ったみたいだよ。あそこのシャンプー屋さんに通う柴犬は、僕と小夏だけだから」と鼓太郎の声が耳元で聞こえた。
うん、でも今は眠いから寝かせてね。
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