こんにちは、小夏です。昨日、おかあさんがデパ地下に買い物に行き、なんと豪華な和牛のステーキ肉を買ってきた。あたしが見た中で、過去最高のお肉だ。おとうさんは、値段を聞いてたまげてたけど、おかあさん曰く、「いつもは手も足もでないようなお肉だけど、売れないせいなのか物凄く安く限定販売してた」とのこと。
「こんな状況だから、たまにはガッツリと贅沢もいいかと」。外出自粛は、どうしてもストレスかかっちゃうよね。息抜きも必要。
息抜きで食べ物に向かったか。でも、お肉なら歓迎だよ。お家でステーキ焼くのは意外に難しいらしいけど、焼き加減上手くお願いしますね。って言うか、あたしも当然もらえるものと決めつけてるけど、大丈夫だよね。
お肉がフライパンの上に乗ったあたりから、台所とリビングをうろうろ。邪魔くさい、と何度も言われたけど、ここで引き下がっては、豪華お肉にありつけない。
おとうさん、自分で一口食べてから、鼓太郎用に一切れだけ用意してた。鼓太郎もこんなお肉食べたことないはずだと思う。
鼓太郎の分が用意されたからには、あたしにも分け前が間違いなくあるので、まずは安心です。でも、なかなか用意してくれないねー。食卓の周りをうろうろしながら暫くアピールし続けてたらようやく出てきました。
なんか、香りからして違うね。脂の乗りも違う。オージービーフやアメリカのお肉も好きだけど、和牛はまた別物みたい。ちょっと量がすくないのが気に入らないけど、お代わり要求すればいいか。
いっただきー。
一心不乱に食べます。でも一心不乱に食べると、あっという間になくなっちゃうのが哀しい。
美味しいものが食べられるなら、あたしは多少のストレスは我慢できるよ。またストレスが溜まってきたら豪華お肉をお願いします。
「小夏、こんな贅沢ばっかりしてたら、あっという間に家計破綻だよ。あしたからは、当分、素ドライのご飯だからね」。
そんなことを言われると、またストレスになるんだけど・・・。
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