こんにちは、小夏です。鼓太郎が帰って来て初日の晩御飯は水炊き。歓迎の意味があるのか不明だけど、今シーズン初の水炊き。鼓太郎もあたしも大好物。ついでに、おとうさんもおかあさんも好物。美味しそうな匂いが漂い始めて、あたしは台所に出たり入ったり。
以前は、あたしは台所に入ることはなかった。鼓太郎がいたときは、鼓太郎の聖域だったので、ちょっと遠慮もあった。鼓太郎は狭いスペースが好きだったから、よく台所の床で寝てた。
さて、いよいよお食事のスタート。と言っても、おとうさんとおかあさんが食べ始めただけ。あたしと鼓太郎の分は、まだ出てこない。なかなか魅惑的な匂いが部屋の中に充満してるので、我慢できずにあたしはあちこち部屋の中を右往左往。一種の催促だよねこれ。
「あー、うざい」とおとうさん言って、あたしと鼓太郎の分を用意し始める。おとうさんは、一口か二口、自分で食べてからあたしたちの分を用意する。長年の習慣。鼓太郎と暮らし始めるときに、序列確保のために始めたそうだけど、今はなんとなく惰性になってる。
お、用意できたみたいだね。鶏の骨を外して、ドライフードの上にほぐした身をみっちり。ツユダクでお願い。水炊きのスープも好きなんです。
こっちは、鼓太郎の分。「なんか、僕の分が妙に少ない・・・。小夏の方がはるかに多い。今日は僕が主賓のはずなのに・・・」とかぶつぶつ言ってる。
生きてるあたしの方が主賓じゃないの?まぁ、何でもいいや。一応、鼓太郎を主賓にしておこう、一日限定だけど。そんなことどうでも良いから、早くください。
おとうさんが食事台にお皿を置くや否や、駆けよります。いただきまーす。
鼓太郎も自分のところで食べてる。一飲みみたいだけど。鼓太郎にあたしの分を取られないように急いで食べなきゃ。
あたしの流儀は、美味しいものを先に食べること。ドライフードの上に乗った鶏肉だけを器用に掬い取って食べる。
お肉がどんどん減ってくのが哀しい。
でも、ドライフードにスープを掛けてもらったから、その後も順調に完食。完食と言うよりも爆食かな。美味しかったです。
あたしが、自分のお皿を離れると、鼓太郎があたしのお皿の中を覗き込んで、「ええっ、何も残ってないよ」とか騒いでる。
自分の分を食べたでしょ?
とは言え、本日の主賓の鼓太郎を差し置き爆食はちょっと申し訳なかったかな。あしたも美味しい物が出てくるといいね。
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