こんにちは、小夏です。一昨日の真夜中、正確に言うと昨日の0時を一分ほど過ぎた頃、玄関の鍵がカチリと回った。こんな真夜中に・・・。不審者がわが家に侵入してきたのかしら。老犬とはいえ、犬の本能として、お勤めとして不審者は撃退せねば、とベッドから降りて玄関へ向かいます。
あれ、なんか見たことある人です。疲れた顔してたのでわかんなかったけど、おとうさんです。何でこんな時間に帰ってきたの？一週間以上も北海道で何してたの？
でも、帰って来て嬉しい。大歓迎。
自分でも出した記憶のないような甘えた声を出してた。どこから、あんな声出るんだろ？
玄関先で暫く、甘えてずりずり、ナデナデの繰り返し。おかえりー。
でも、おとうさん、お家の中に早く入りたいみたいだったから、場所を変えて。リビングへ移動です。
ちょっと興奮モードで、あたしは尻尾をぶんぶん振り回す。真夜中だけど、あちこち駆け回る。あたしに出来る歓迎の術は、こんなもんしかないけど、きっと気持ちは通じたはず。
で、お土産はなにかしら？
あたしのご飯のお皿には何も入ってないみたいだけど・・・。今は真夜中だから明日の朝かな？
おとうさんの歓迎にも飽きてきたし、お土産もでてこないみたいだから、それじゃあ、あたしはまた寝るね。
視線を感じながらも、おとうさんを一人残して、あたしはベッドへ向かいます。
ちゃんと歓迎したよ。でも必要以上にべたべたしない。これが柴犬気質。
でも、今回の北海道行はいろいろ大変で疲れたみたいだね。ゆっくり寝てくださいな。
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