こんにちは、小夏です。今日は3.11。あの日から12年が経ちました。復興は進んでるけど、あの日の事はみんな忘れられないと思う。被害に合われた人はもちろんだけど、あの日あの時間を共有した人たちは、これからも忘れないと思う。ワンのあたしも忘れてはいない。(今日の写真はすべて2016年撮影です。)
あたしは、まだ6才の若犬。鼓太郎も10才くらいで元気だった。ちょうど地震の起きた時間は、月に一度のシャンプーの日であたしと鼓太郎はシャンプー屋さんにいました。シャンプーは終わってて、おかあさんのお迎え待ちでした。
シャンプー屋さんの店員さんが、急いであたしと鼓太郎にリードを付けて外に誘導してくれた。お店の隣にある専門学校の生徒さんたちも、たくさん外に出てきてた。みんな呆然としたような不安げな顔をしてたので、あたしはシッポフリフリで撫でてもらいながら、みんなの気を紛らわしていた。鼓太郎は、ガウッていたけど。
間もなくおかあさんが迎えに来てくれた。マンションのエレベータが止まってて14階のお家まで帰るのが大変だった。その日、おとうさんは帰ってこなかった。そもそも電話もつながらなかったね。次の日の朝にへろへろになって帰って来たけど。
でも、それは東京の片田舎の話。被災地の状況とは比較にもならない。被災地の本当の状況を知ることになったのは翌日以降だったと思います。何が起きているのか情報もたりなかったし、そもそも想像を超えることを理解できなかったんだよ。
その当時、おとうさんはまだ会社勤めだったから、ボランティアとか行きたそうだったけど、結局、募金しかできなかった。なんか不満だったみたいで、その後、4年くらいして東京から北海道に車であたしと一緒に行った時、帰り道は岩手県の久慈から仙台までずっと海岸線を走りました。あちこち、ひんぱんに車止めながら。
辛い記憶は、楽しい記憶以上に心に深く刻まれる。普段は隠れていても、ふとしたきっかけで鮮明によみがえってきます。誰にとっても3.11の記憶が辛い記憶にならない日がいつか来てほしいものです。
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