桜の花も咲きほこり、そして鼓太郎は空の上に戻る

こんにちは、小夏です。今日はまぁまぁ青空が広がり、桜の花も映えるお天気です。桜の花はやっぱり青空を背景にするとよりきれいに見えます。まだ満開じゃないけど、今週が札幌の片田舎の桜シーズンみたいです。朝散歩で、桜の木のある公園へ。最近はいつもここに来てるね。


今朝は鼓太郎も一緒について来た。あたしが、公園でウロウロしている間に、桜の花の間を縫うように飛び回ってる。桜の花が散っちゃうよ。せっかくきれいに咲き始めたんだからさ。

あたしは地面の上をおとうさんに支えてもらいながら、よちよちとウロウロ。おとうさん、中腰であたしの胴輪の上の金具を左でつかんで、右手であたしがこけないようにして、一歩ずつ歩く。

これは、結構、キツイ体勢らしくて、一二分続けると腰がパンパンになるらしい。申し訳ない・・・。あたしもそれくらいの時間で休憩入れないと無理なので、こてっとコケて休む。お互いに限界なんです。

こけて桜の花を下から見上げていると、鼓太郎がやって来て、「桜も咲いちゃったし、僕、そろそろお空の上に戻るね。今度は6月の僕の地上誕生日に帰って来るね」と言う。

確かに桜の花が咲くまでっていってたけど、そうか戻っちゃうんだ。「だから、小夏もそれまで元気にしてないと駄目だよ」。それはわかるけど、二ヶ月は長いなぁ。ちょっとどうだろ、あんまり自信ないなぁ。

「大丈夫すぐだよ。ちゃんとご飯食べて、あんまり吠えておとうさんとおかあさんを困らせちゃダメだよ」。うん、わかった。でも、あたしが呼んだらすぐ来てね。「うん、わかった」と鼓太郎もあたしと同じ返事をして、青空の中に溶けて行った・・・。

暫くは一人で頑張らなきゃね。

 

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“桜の花も咲きほこり、そして鼓太郎は空の上に戻る” への6件の返信

  1. 素敵なお写真と記事、ありがとうございました。色んな思いが湧いてきて涙が溢れてきました。うまく言葉にできないのですが、優しさ、愛おしさへの深い思いの涙です。鼓太朗君と小夏ちゃん、お父樣お母樣にありがとうの気持ちを伝えたいです。
    どうかこれからも穏やかで幸せな生活が続きますように。

    1. なにか物凄く過分な言葉いただきまして、ありがとうございます。
      どこの家にでもある風景と妄想(鼓太郎の部分は)です。
      自然にゆったりと過ごしてるだけの平和な時間、その記憶を呼び覚ますところがあったのでしょうか。
      若犬時代のようなイベントはありませんが、それでもゆっくり時間が流れすぎていく老犬ライフをもう暫くお付き合いください。

      1. 私事で申し訳ないのですが昨年の晩秋、最愛の娘であり、優しく穏やかな性格ゆえ母親のような存在だった柴犬のごまが旅立ち、ずっと深い悲しみの中におりました。
        叶わなかった今年のお花見、生前集めたごまの抜け毛を詰めた小瓶を握りしめながら、お空のごまに語りかけながら一緒にお花見をしました。桜が美しければ美しいほど哀しく切なくて。
        小夏ちゃんをはじめブログで拝見するハイシニアのわんちゃんや、愛情溢れる飼い主様との日常のご様子が、今の私の迷子状態の心を支えて下さってます。わんちゃんとの何気ない日常の貴重さを痛感しております。
        あと過去のブログを拝見して気付いたのですが、小夏ちゃんとうちのごまのお家記念日、9月23日でご一緒なんですね。何だか嬉しいです。
        これからも小夏ちゃんご一家様にゆったり平和なお時間が流れますように。🙏

        1. そうだったんですね。
          ごまちゃんも、桜の咲いている時に、お空の上から地上を覗き込みながら飼い主さんを覗き込んでいたに違いありません。並んで桜の下を歩くことはかなわなかったけれども、きっと一緒に同じ桜を見ていたはずです。
          それはきっと来年の桜の季節も同じ。これからも、飼い主さんとごまちゃんがずっと一緒に桜の花を見続けることは変わりません。

  2. 短い距離でも地べたに立ってしっぽを上げて歩けてるってすごいことです。この時期に桜をバックに写真が撮れるって素晴らしい!(カメラマンの腕もすごいです)
    小夏ちゃん、春色のT シャツもとっても似合ってるよ。これからもっと風が気持ちよくなるね。

    1. 支え無しに歩けるのは数秒と言う感じになってしまいました・・・。
      写真は、おほめいただいて有難いですが、撮るのが大変です(笑)。スマホでぺたぺた撮ってるだけですが、何分にも小夏を支えるので両手がふさがり。どうしても寝転んだ写真か背中の写真ばっかりになっちゃいます。
      毎日、すこしずつ変わっていきますが、その日その日に合わせてゆっくりと暮らせれば、それが幸せだと思ってます。

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