こんにちは、小夏です。あたしの持っている服の半分くらいは、鼓太郎が遺していった物です。形見って言うほどのものじゃない。おとうさんもおかあさんも、何となく処分できず、「そのうち小夏が着れるかも」と取って置いた。その当時、あたしおデブだったので、鼓太郎の服は小さくて着れなかった・・・。
着れなくはなかったけど、無理に着るとパッツンパッツンで破けそうになるし、見た目も変だった。今の体重の倍以上だったからね・・・。
でも、寒い北海道に来てから服を着る機会は増えた。あたしも痩せたから鼓太郎の服もぴったりサイズ。いやむしろ、少し大きいくらい。
鼓太郎が遺してくれた服は、5枚くらあるけど、やっぱり今着ているこの服がいいかな。着てて楽ちんだし、この色柄も気に入ってます。おとうさんもおかあさんも、この服が気に入ってるらしい。ついでに、函館もおばちゃんも気に入ってるらしい。
でも、函館のおばちゃんは、「この服は小夏も似合うけど、絶対、鼓太郎の方が似合っていた」と余計なことを言う。そうだよね、おばちゃん、あたしのことも可愛がってくれるけど、鼓太郎の方が好きだったからね。昔からおばちゃんが来ると、あたしは大歓迎してたのになぁ・・・。懐かしい動画です。
鼓太郎が着ている時のイメージが強いせいで、あたしが着てても鼓太郎に見える。年取って顔が似てきたせいかな?上が鼓太郎、下の写真があたしだよ。
この服は、鼓太郎が初めて買ってもらった服だそうです。あたしが来る前に既に持っていたから、20年くらい前のもの?年代ものだ。そのせいか、だいぶガタがきてる。首のリブに穴が開いちゃってる。
でも、この服もそうだけど、鼓太郎が遺してくれた服は最後まで捨てないでね。穴が開いてもいいよ、あたし着るから。着ていると鼓太郎が一緒にいるような気がして、なんかほっこりする。
「僕はいつでもそばにいるよー」。
あ、そうだね。でも、服の方がほっこり気分になるかな。うーん、説明が難しいけど、・・・何となく分かってもらえないかしら?
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