こんにちは、小夏です。今日の未明に鼓太郎が帰ってきた。爆睡中のあたしの鼻先を舐めて、あたしを起こす。あがっ⁉驚くじゃない。夜中に何事かと思うよ。「ただいま、また数日お世話になるね」。月命日を口実に帰ってきたと思ったけど、そうじゃなかった。今日は鼓太郎の誕生日だった。地上の誕生日を口実にしたんだね。
「今年で僕も二十歳だよね。大事な節目の誕生日だからね」。うーん、言いにくいけど、それ生きてりゃ確かにそうなんだけど。鼓太郎は、5年前から年取らなくなったんだよ。
永遠に鼓太郎の年齢は、15才と9ケ月で止まっちゃってるんだよ。
いくら平均寿命が延びたとは言え、ワンで二十歳の誕生日を迎えるのは至難の業だよ。
だから、地上年齢とお空年齢の合計で鼓太郎は二十歳になったと言うこと。
まぁ、何はともあれ、お誕生日おめでとう。お家にいる間、また一緒にお散歩行こう。あたしがあんまり歩けないから、短い散歩になるけど、それは勘弁ね。
「小夏に、地上年齢を追い越されちゃった。僕ももう少し地上年齢を重ねたかったんだけど、体が許してくれなかった」。
あたしは、鉄の胃袋が今まで体を支えてくれていたけど、最近、少し胃袋が弱っているような気がするのが心配。食べる量が減って、おとうさんやおかあさんに、「ほんのりと腰のクビレが見えるような気がする」とも言われている。胴輪もぶかぶかになってるし。
あたしも二十歳は無理だと思うけど、少しでも長い地上年齢を目指して頑張るよ。
とりあえず、寝よ?あ、人の話聞かないで、さっさとスピスピ寝てる・・・。
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