若犬時代には必要のなかったもので、老犬になると意外に便利なグッズは多々あります。老犬介護用として売ってる専用品もありますが、むしろ一般的なグッズの中で、ちょっと工夫して使うことで、ものすごくお助けグッズになることがあります。
今回は、わが家的に便利だったお助けグッズとなった物の中で、タイルカーペットを取り上げてみました。
記事内インデックス
タイルカーペットを使い始めた理由
種類の多いタイルカーペット
鼓太郎の足音
ワンと一緒に暮らす人にしてみるとタイルカーペットは定番商品です。老犬でなく、若犬、子犬時代でもタイルカーペットをお使いの方も多いと思います。若犬、子犬時代はさておき、老犬時代の視点で見てみます。
タイルカーペットを使い始めた理由
わが家のリビングはフローリングです。このフローリングを覆うようにタイルカーペットを使い始めたのは、鼓太郎が14才になった頃です。それまでも鼓太郎と小夏の食事台の下に部分的に敷いていたことはありましたが、フローリング全体を覆うように敷いたことはありませんでした。
タイルカーペットを使うようになった理由は二つです。
①鼓太郎の老化に伴い、フローリングでは滑って上手く歩けなくなったため
その頃、鼓太郎は少しずつ足の踏ん張りが弱くなり、フローリングで滑るようになってきていました。立っていると、前足がだんだんと左右に滑って広がっていき、最後にべたっとつぶれていました。滑って転ぶようなこともあり、少し危険もありました。
また、この頃から肉球が蹄(ひづめ)化し、硬くつるつるになり、余計に滑りやすくなってもいました。
ただ、蹄化については、カーペットの方が症状を進めたと素人判断しています。カーペット上でも肉球が滑って擦れ、その摩擦でさらに肉球がつるつるになったような気がしています。(⇒蹄化はこちら)
今まで、フローリングを歩きにくそうにしたり、滑るという事がなかったので、考えてもいませんでしたが、さぞや歩きにくいんだろうと、対策をを考えた結果がタイルカーペットでした。
②老化と認知症で粗相が増えたため
老化により足元がおぼつかなくなると、食事台や水飲み皿を頻繁にひっくり返すようになってしまいました。また、トイレの失敗も増えて、床の上での粗相も増えてしまいました。
こうしたときでも、着脱可能なタイルカーペットだと、その部分だけを洗ったり、交換するだけで済むので、非常に楽でした。
種類の多いタイルカーペット
タイルカーペットは、住宅建材として豪華なものから簡易のもの、色や素材の違い、厚みの違いなど、実に多くのものが販売されています。
わが家で使っているのは、厚みの一番ない薄手で、裏に粘着剤のあるタイプ。ペットコーナーで一般的に売っているものです。5枚くらいで800円~1,000円くらいだと思います。
この粘着式のタイルカーペットが、一番便利だと思ってます。汚しても、汚れたカーペットだけ外して洗うこともできますし、乾燥すれば粘着性も復活。ワンの場合、予期せずに汚すこともあるので、とても便利です。
粘着性なのでワンがタイルカーペットの上で暴れてもずれることもありません。
鼓太郎が子供の時、一部にウレタン製のタイルカーペット(バスマットの小型版みたいなもの)を敷いたこともありましたが、暴れるとすぐに空中に飛び、簡単にずれるし、何よりも鼓太郎がすぐにかみ砕いて破壊していました。これはわが家では殆ど使えませんでした。
住宅建材のタイルカーペットになると、厚みがあって、裏がゴム引きの物が多いみたいです。上を歩く時の感触は良いのですが、重量があり、購入して家まで運ぶのが大変で、簡単に敷き詰めるという訳にもいきません。値段もだいぶはねあがります。ワンとの暮らしには、わが家の目的には合いません。
そんなことから、わが家はペットショップで発見した薄手の粘着型のタイルカーペットを今日まで使い続けてます。全然快適に使っています。長年の使用によりカーペットの毛が擦れたものは、適宜、簡単に交換です。汚れれば洗うか交換です。初めてこのカーペットを売り場で見つけ購入してから5年ほど経ちますが、変わらずペットコーナーで販売されているところをみると、売れ筋の定番商品のようです。同じものご愛用のお宅も大いに違いありません。
鼓太郎の足音
鼓太郎は、脊柱側弯症の傾向があったため、歩くときに少しスキップするように、軽く踊るように歩きました。(⇒脊柱側弯症はこちら)
フローリングの時は、その歩き方のせいなのか、床に爪がカチカチあたり、音を発していました。チャッチャッチャッという感じの軽妙な音です。
そのため、鼓太郎がやって来るといつもすぐにわかりました。小夏は、肉球が厚いのか、足音があまりしないんです。
タイルカーペットでフローリングを覆ってしまうと、その音は聞こえず。足が滑らず、鼓太郎的には歩きやすくなったみたいですが、ふと少し寂しい感じがしました。
タイルカーペットを敷いたのは、もう5年も前の話。それでも、鼓太郎の懐かしい足音は、今も耳に残っています。
絨毯の床であれば、タイルカーペットは不要です。フローリングの床であれば、ワンが老犬域にはいったら使用を考えてあげてください。
鼓太郎が滑るようになった時の年齢に小夏が達した頃から、やはり同じように滑るようになり歩きにくくなってきたようです。
タイルカーペット自体も年月を経て毛足が擦れてしまったので、小夏のために、張替えしないと駄目かなと思う近頃です。
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