柴犬の毛色とマロ眉

柴犬の外見でいくつか書いてなかったことがありました。柴犬好き、柴犬と暮らす人にとっては当り前の話ばかりですが、いつか柴犬と暮らそうと思っている人や柴犬のことあまり知らない人、いつか必要になるであろう自分自身の記憶用に記事にしてみました。

柴犬の毛色

柴犬の毛色は意外にバリエーションがあります。赤(赤茶)、黒、ごま、白の4種類です。4種類しかなければ、バリエーションがあるとは言えない?わが家の鼓太郎と小夏は、共に赤柴です。

鼓太郎と出会った頃、私は柴犬イコール赤柴としか認識がありませんでした。その頃、いろんなペットショップを覗きましたが赤柴しか見た記憶がありません。それもそのはず、柴犬の全個体の80%は、赤柴だそうです。個人的には、赤柴の狐に似た色合い、それも特に色の濃い赤茶が好きです。夕日を浴びて、夕日と一体となっている色合いが好きです。もちろん、黒もごまも白も好きです、柴犬ならば何でも好きです。

赤に続いて個体数が多いのが。黒も魅力的な被毛です。黒と白のコントラスト、顔は歌舞伎の隈取りのように。赤柴に比べると、色のコントラストのせいか、引き締まって見えます。

その次に多いのがごま。いくつかの毛色が混ざり合ったような感じで、色合いによって「赤ごま」「黒ごま」とも呼ばれるそうです。個体数は、黒柴よりもさらに減ります。実際、家庭犬として近所では見たことありません。個人的には、一番、野性味を感じる毛色だと思ってます。

一番、個体数が少ないのがです。赤柴の中で色が極端に薄いものが白柴だという人がいますが、そうなんでしょうか?何か違うような気がします。薄くなった白にしては、かなり純白に近いと思うのですが、どう思いますか?なお、俗称だと思いますが、オコゲという毛色の柴犬もいます。白柴なんだと思いますが、毛色が少し茶色っぽい、白いご飯のオコゲみたいだから、こう呼ぶのでしょうか。確かにオコゲをみると赤柴の色が薄い柴犬にも見えますが、でも、なんか違うと私は思ってます。

こうした毛色の違う柴犬が存在するわけですが、毛色の決定は親犬の毛色と関係がないことを長く知りませんでした。赤柴の両親からは赤柴しか生まれない、黒柴の両親からは黒柴しか生まれない訳ではありません。赤柴の両親からでも、赤柴も黒柴もごま柴も白柴も生まれてきます。これを知った時は、驚きました。

柴犬の遺伝子の中に、毛色に関する情報が、赤も黒もごまも白も組み込まれていて、それが誕生の時に組み合わせられて個体の色が決定するということみたいです。メンデルの法則や血液型みたいなものなのでしょうね。

なお、柴犬の血統書を発行している日本犬保存会では、柴犬の毛色は赤と黒とごまの三種類だけを、柴犬と認定しているそうです。白は何故駄目なのか?

マロ眉

マロ眉とは、誰が言い始めたのか?でも、言い得て妙。昔の公家さんの眉の形によく似ていることから、柴犬の眉毛をマロ眉と誰かが呼び始め、それが広まったようです。

小夏2009年7月 エリカラつけられて舌だしてふて寝。赤柴でもマロ眉あるでしょう?

マロ眉は黒柴の専売特許みたいにいわれますが、他の毛色の柴犬にも、よくよく見ると、それっぽいのがあります。黒柴ほど、はっきりと色の違いで識別できませんが、眉毛のあたりに毛色や毛の生え方の向きの違う箇所が見つかります。

わが家の鼓太郎と小夏で観察すると、赤柴なので、そのあたりには少し黒っぽい毛と白っぽい毛が交じって見られました。白い毛の方が多かったようです。

色の濃い赤柴の場合、黒柴同様に白いマロ眉の個体もいるようです。でも黒柴ほどに、くっきりとしたマロ眉の子には遭遇したことがありません。

白柴の場合はどうなんだろう?もし黒いマロ眉が生えていると、白柴の場合は想像するだけで、少し笑ってしまいます・・・。かと言って白柴に白いマロ眉は識別が難しそう、というよりも多分わからないと思います。

鼓太郎2002年の冬頃 マロ眉というほどはっきりしたものではない?長くて黒い眉毛は立派だけど。それにしても、太い腕してたんだ・・・。

なお、鼓太郎も小夏も加齢に伴い顔全体が白くなるにしたがって、マロ眉の識別は困難になってしまいました・・・。

 

柴犬の魅力は性格的な面もありますが、外形的なものも大きいと思ってます。外形的な部分で、どこに魅かれるのか、鼓太郎と小夏をあちこち触りまくりながら調べたので、さぞや迷惑だったろうと思ってます。

毛色やマロ眉以外にも、私のツボにはまった外形の特徴をまた次回にでも書いてみます。


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