鼓太郎が初めてやって来た日の夕刻、ペットショップで持たされたドライフードをお湯でふやかし鼓太郎に食べさせようとしました。いつも食べているご飯と同じものとのことで、当然、ぱくぱく食べてくれるものと思ってました。
しかし、まったく食べません！
思えば、ここから鼓太郎のご飯を巡る悩ましくも長い日々が始まりました。
初めて柴犬を迎える方はみんな経験すること、悩むことシリーズの二回目です。
今回は食事、ご飯のことです。トイレの次に遭遇します。普通はあまり問題にならないと思いますが、わが家の鼓太郎の場合は、ものすごく苦労し悩まされました。
鼓太郎の場合
鼓太郎がやって来た日、トイレ騒動でばたばたし、気が付くと時計は夜の7時過ぎ。自分たちの夕飯のこともありましたが、まずは、鼓太郎にご飯を食べさせなければと再びばたばた。ペットショップで持たされたドライフードを説明された通りお湯でふやかします。私の苦手な強烈な匂いが部屋に充満します。ドライフードの通常状態だとさほど気にならない匂いですが、お湯をかけると何とも言えない、そうペットショップで嗅いだ匂いでした。ショップの説明では、いつも食べているご飯と同じものと聞いていたので、当然、ぱくぱく食べてくれるものと思ってました。
しかし、鼓太郎はちょっと匂いを嗅いだだけでそっぽを向いて逃げていきます。お腹が空いてないのか、遊び足りないのかと思い、捕まえてふやけたドライフードを手に取って食べさせます。が、頑として断固拒否の姿勢。いやいやと暴れまくり、手からすり抜けていきます。
何故だ！テレビのドッグフードのコマーシャルでは、どの犬も猛烈なスピードで喜んで食べているのに、何故、食べない？安物のドライフードなのかと思いましたが、意外に高級品（中級品？）でした。ショップであれこれ買わされたときにお持たせ分とは別に同じドライフード一袋も一緒に買わされていたので、銘柄がわかってました。でも、ショップに居た時、本当にこれを食べてたのだろうか？高い方のフードを買わせるために、これを持たせたのでは？思わず黒い疑念が・・・。
まだ子犬だからふやかし方が足りなくて堅いのかとも思い、お湯をたして殆ど流動食状にして、再びチャレンジ。それでも、食べること拒否してやっぱり逃げ回ります。そのうちお腹が空けば食べるかもしれないと思い、床の上にお皿をおき、自分たちの腹ごしらえを始めます。鼓太郎は、その間も家の中のあちこちを探検するものの自分のご飯には目もくれません。途中、お水だけは飲みました。でも、給水機（ペットボトルの先に飲み口をつけたもの）の使い方が下手くそで、水をたくさんこぼしてます。こいつ、ショップでご飯や水はどうしてたんだろう？やっぱりショップの問題児だったのかもしれないと、ふと思ったりしました。
私たちが夕食を食べていると、何故か足元にやって来て落ち着いてます。時折、テーブルの方の匂いを嗅ぐような仕草をしながら、私の足の指に噛みついてます。私たちが食べているものをちょうだいとでも言いたげに、・・・、噛みつきます。人間の食べ物をあげることはご法度、ましてやまだ生後60日程度なので、「ダメ」を連発です。「ダメ」を理解した訳ではないでしょうが、食べることを放棄して、また家の中を探検。そのうちに、疲れ果てたのか床の上につぶれたカエルのようになって寝始めます。
ゲージに入れて今日はもう寝てもらうことにしました。夜中にお腹が空くかもしれないと思い、ご飯のお皿もゲージへ。広くはないゲージの中にベッド、トイレ、ご飯のお皿と並ぶとぎっちりです。朝、起きた時にご飯のお皿が空になってることを祈りながら私たちも就寝です。夜中に、何度か夜泣きの声で起こされました。誰でも、夜泣きしているとそばに行ってあやしてあげたくなりますが、癖になるとのことで我慢して、寝ます。
そして翌日の朝。ご飯は食べたかなとゲージのあるリビングへ。
・・・、ゲージの中がぐちゃぐちゃです。お皿はひっくり返り、流動食状にふやけたフードがあちこちにこびりついてます。フードと違う匂いも交じってます。ゲージの中で暴れて、ウンチもしたようです。あちこちにこびりついてるのは、フードなのかウンチなのか？鼓太郎を外に出し、朝一番からゲージの中の掃除です。家の中で犬と一緒に暮らすとは、こういうものかと思いつつ・・・。
掃除が終わって、朝ごはんにチャレンジ。お腹がさぞ空いてるだろうから今度は食べてくれるだろうと、再度、フードをふやかして与えますが、一口なめ、もう要りませんと逃げていきます。このフードが嫌いなのかな、と少々心配になってきました。違うフードに変えた方が良いのかもしれない？子犬時代に食べないと、どんどん衰弱してしまう。もともと鼓太郎は小柄でやせぽっちだったので、こちらもどうにか何かを食べさせようと悩みます。
私は仕事に行かざるを得ないので、家内に後を託します。帰宅後、フードを食べたか家内に聞いても、首を振るばかり。二、三日そんな状態が続いてしまいましたが、一向に食べない割に鼓太郎は元気でしたす。やせっぽちで小柄だった理由は、このフード嫌い、ご飯をあんまり食べていないせいだったのかもしれません。まだ乳離れが終わってないのかと思い牛乳でもと思いましたが、一応、犬に飲ませてよいのかネットで調べると駄目との検索結果。でも犬用のミルクがあるとのことで、次の日に近くのペットショップで買ってもらうように家内に頼みます。
ちなみに牛乳が駄目とのことは、牛乳の成分の乳糖を消化する酵素が、成長とともに減少するためだそうです。生まれた直後は、この酵素（ラクターゼ）が十分あり母乳も上手く消化するそうです。酵素が減ってくると上手く消化ができなくなり、下痢をしたりするとのことでした。
家内は、パックと粉ミルクを買ってきました。どれが良いかわからないので、とりあえずお店にあった二種類を買ってきたとのこと。それでミルクを飲んだかと聞くと、飲むには飲んだけどとの返事。パック入りのミルクを二回ほど飲ませたとのこと。フードよりは、興味を持ち口に入れるものの絶対量は少ない。パックの四分の一くらいを二回に分けて飲んだだけでした。一方、フードの方は、さすがにお腹空いたのか、朝、少しだけ食べたとのこと。でも、昼も夜も全然食べてないとのこと。
どうしよう。病院に連れてって相談した方が良いのだろうか・・・。
長くなりすぎました。二回に分けて投稿します。
To be Continued !
