芝桜の丘 秩父の羊山公園

芝桜の名所は日本中のあちこちにありますが、その中の一つに秩父の羊山公園があります。以前から一度は行ってみたかった場所ですが、わが家のある東京の片田舎からは意外に遠く、なかなか行くことができずにいました。


結局、鼓太郎とは行くことができず、小夏13才の春にようやく行くことができました。連休に入ってしまうと交通渋滞と、芝桜目当ての観光客でごった返しそうなので、連休の始まる前の平日に訪れました。

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芝桜とは

芝桜の名所は日本各地に
埼玉県秩父の羊山公園

今年2020年は新型コロナウィルスの緊急事態宣言下にあり連休中も行楽に出かけるわけにはいきません。行ってもどの名所も閉鎖されています。来年までのお預けなので、行ったような気分になれればと思ってます。

 

芝桜とは

説明不要かと思いますが、念のために簡単なおさらい。

柴桜ではなく芝桜です。柴犬好きには、柴桜と書きたいところですが、正しい標記にしておきます。

4月、5月頃にサクラの花に似た形の淡桃、赤、薄紫、白色の花を咲かせます。最近は品種改良もされているのか、赤と白の混ざった縞の花もあります。

葉の形や地面を這うように伸びる様に密生するさまが芝生に似ているので、芝桜と名付けられたのだそうです。葉は1センチ程度と小さく針形で硬く常緑、枝分かれし地面を覆い尽くすようになります。

暑さや寒さにも強く、乾燥にも強いそうです。このため、芝生のような効能として芝生の代わりに植えられることもあります。

花が小さいので一輪を愛でるというよりは、大量に植えられ、それが地面を覆いつくすように一斉に咲く、花の絨毯のような風景を楽しみます。

芝桜の名所は日本各地に

寒暖や乾燥に強いことから、日本の至る所で育てることができます。そのせいか、有名な名所も日本中のあちこちにあります。

北海道滝上町、神奈川県伊勢原市、愛知県茶臼山高原、山梨県富士などが有名です。公設のところも、個人の私設のところもあります。お住いの所の近くにもきっと芝桜の名所があると思います。

色々な名所の写真を眺めていると気づくことがあります。ほとんどの名所が、丘陵部や山の斜面に芝桜がカラフルな絨毯のようにみっちりと植えられています。

羊山公園の芝桜の丘は、起伏があり少し低くなったところに芝桜が植えられています。上から下の芝桜の見下ろす感じ。お天気が良かったこともあって、少し高い所の木陰で沢山の人が休憩しながら芝桜を楽しんでいました。

平坦な地面に植えるよりも、斜面になっていた方が、目に飛びこむ面積は大きくなりますから、そうした計算の上のことかと思います。

芝桜は自生している訳ではありません。庭造りと同じように株を植えていきます。この時、今年はどのような絨毯にしようかと、造園される方はイメージをふくらませ見る側を楽しませてくれています。

もし柴犬、ワンと一緒に芝桜を見に行くときは、事前にワンの立ち入りが可能かはチェックしておいてください。名所であるほど、混雑時のトラブル回避などからワンの立ち入りを認めないところもあるようです。

埼玉県秩父の羊山公園

芝桜の名所の一つ羊山公園は、秩父市東部に位置する山の中にあります。秩父市中心部から車だと10分足らずで行けます。ワンの立ち入りも可です。

しかし、オンシーズンは国道から公園の駐車場までの道は大渋滞します。駐車場待ちによる渋滞です。結構な台数の車を停めれる広い駐車場ですが、それでも長く待たされることは覚悟しなければなりません。わが家が行った時は、平日で連休前でしたが、駐車場に入るまで30分程度は待ってました。待つのが嫌な方は、公共交通機関を利用した方が無難です。駅前からシャトルバスも出ていたように記憶しています。

駐車場から、芝桜の丘までは少し歩きます。駐車場待ちで飽きていた小夏は、元気に歩きます。人が多いのと初めての場所だったので、年齢の割には元気に進んでくれます。

芝桜の丘に入ると、目の前に一気に芝桜の絨毯が広がります。お天気が良かったので、芝桜のピンク色が一層鮮やか。羊山公園は、県立武甲自然公園の一部なので、遠くには武甲山も良く見えます。

少しタイミングが早かったようで、畑のところどころはまだ株が植えられていなかったり育っていませんでしたが、それでも十分きれいです。連休あたりにピークを持ってくるのか、行った時もたくさんの人が畑の中で芝桜を植えたり、手入れをしていました。

小夏の反応は、楽しそうではあるものの、花に喜んでいるのかは不明です。

楽しそうに笑ってはいるが、芝桜がきれいで嬉しいのかは不明・・・。

ワンの花に対する反応は、小夏に限らず同じようなものかと思われます。

匂いを嗅ぎまわり、行き交う人に笑顔を向け、たまに遊んでもらったりするほうが花に勝るようです。

カートを持って行ったので、小夏がばててきたら時々カートに乗せて休ませていました。

子宮蓄膿症の手術前で涙やけが目立つのが残念ですが、こんなに笑う小夏は久しぶりに見ました。

一時間くらい、ゆっくりと芝桜を眺めながら丘を散歩して満足です。春の華やかな気分を満喫できます。来年あたりもう一度小夏と一緒に見に行けるかな?年齢が16才半になるけど、まだ元気に動けたら出かけてみようと思っています。

 


今年2020年は、新型コロナウィルスの影響で外出自粛、非常事態宣言を受け、あちこちの施設が休業となっています。羊山公園も例年行われている芝桜まつりも今年は中止です。芝桜も、植栽されていないのかもしれません。

早く日常の生活風景、自由な外出が可能になることを祈ってます。

 

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