書くのを躊躇い続けた認知症のこと④夜鳴き対策の防音小屋 後編

防音小屋の後編です。第二期工事も失敗に終わり、それからしばらくは徒労感に苛まれ放置。無策のまま、鼓太郎の夜鳴きに付き合う日が続きます。


それにしても、円形サークルを防音小屋のフレームとしたため、畳二畳分は優にあり、あまりにも巨大で、邪魔かつ圧迫感がありました。さらに残念なことに、鼓太郎自身がだんだん立つことが困難になり、旋回行動もできなくなっていきます。このため、もはや円形サークルを用いる必要性もなくなります。もう少し小型の小屋が良いだろうと、思い切ってせっかく作った防音小屋の解体、仕切り直しを決めます。

記事内インデックス
仕切り直しの第三期工事
防音だけでなく空調や温調が重要
わが家の第四期工事は未着手に
他の方の取組みご紹介

仕切り直しの第三期工事

第三期工事は、第二期までに作った防音小屋の解体から始まりました。第二期工事までの間に、相応の時間を要していましたが、解体はあっけなく終了。適当な作りだったこともあり、解体はあっという間です。

解体直後。適当な作りの利点は、解体するのが簡単なこと?

少し虚しい気分に陥るのもやむを得ません・・・。でも落ち込んでいる余裕はありません。

鼓太郎の夜鳴きは依然として続いてます。早く対応しなければ。さて、どうしたものか。

まずは、防音小屋のフレームを何にするか。円形サークルでは巨大すぎたので、他のものがないか探します。家にあるものとしては、木製の犬小屋がありましたが、普通の三角屋根の犬小屋なので凸凹が多く防音材でくるむのは難しそうで却下。

他に何かないか。子犬時代に使っていた金網ケージは、すでに解体して別なものに転用していたので材料が足りない。それにそのままでは小さい。かと言って、金網を追加するとまた巨大なものになってしまいます。これもあまり可能性がありません。

そこで思いついたのが、メッシュタイプのソフトケージ。外出時用にずいぶん以前に購入していましたが、実用的でなかったためく殆ど使用した記憶がありません。確か、トランクルームにしまい込んでいたはず。早速、取りに行きます。(トランクルームは、マンションの地下に各戸別に設けられている物置みたいなものです。)こんな感じのもの。

大きさ的には少し小さめですが、意外にイイ線です。よし、これで第三期工事に入ろうと決定します。

次に、追加の防音材探しです。ゴムシートだけでは少し防音性が弱いし、何枚も重ねると完全に密閉空間になり窒息してしまうので、他の防音材がないのかと一縷の望みを託して、再びプロご用達の資材専門店へ向かいます。ゴムシートを購入したときに、違うタイプを目にしたような記憶がありました。

売り場で発見したのがこちら。スポンジ状のシートです。ゴムシートが異様に重かった後だけに、こんなに軽くて防音効果が本当にあるのだろうか・・・。

また半信半疑ながらも、他に選択肢はなさそうで購入して家に持ち帰ります。

スポンジですね・・・。加工は楽そうだし、通気性はありそうです。肝心の防音性は、・・・、わかりません。

とりあえずフレームと新たな防音材が手に入ったので、早速、工作を開始します。

フレームとしたメッシュタイプのソフトケージをスポンジシートでぐるっと覆い、またまたガムテープで固定。簡単なようで意外に手間取ります。しかし、どうみても、防音効果があるようには見えない。

左下の灰色の物体が、ソフトケージをスポンジシートで覆ったもの。

その時、部屋の横に積まれた第二期工事まで使用していた発泡スチロールのボードの山が目に入ります。ソフトケージをこの発砲スチロールで囲って、ゴムシートを掛ければ防音性は高まるはず。もっとも通気性の問題や温度調整の問題は再び生じますが、やってみようと作業を開始。なんか、第二期工事の時と同じくどんどん行き当たりばったりになっていきます。

それでも周りを囲んで、天板をつけて形的には、ほぼ完成。

最後に正面入り口部分を塞ぐ壁を作ります。裏側には、スポンジシートを両面テープで貼りつけます。四角く空いた所は出入り口ではなく、換気口です。出入りの時は、この壁ごと外せば良いかと、また適当に考えます。

今度のは、ずいぶん小さくなったね。

最後にこの壁をはめ込み、汚い字で鼓太郎の表札をつけて(ただの冗談)、外側に遮音シートを張り付けて完成です。

入り口部分の壁をつけると、流石に鳴き声は小さくなります。防音的には、素人の工作としては、この辺りが限界かと無理やり納得します。ただ、壁をはめ込むと空気の流れと温度上昇が避けられません。

結果的にわが家に対しては鼓太郎の鳴き声はやむなし。隣家の方へ響かなければ良しとせざるを得ないと、入り口部分の壁は嵌めずにほぼ使用していました。

防音だけではなく空調や温調が重要

防音小屋を作っていたのが、2016年の2月。寒い時期だったので、温調のことは正直あまり考えていませんでした。もう少し気温の上がる時期になったら、改めて工夫しよう第四期工事に入ろうと考えていました。

これで完成なの?

空調についても、基本的に入り口側の壁を外しておいて、どうしても限界を超えるような鳴き声の時だけ、時間を限って閉じることにしようと思っていました。ただ、空気は生命維持上不可欠なので、本格的に使用する前に空調中心の第四期工事に入らねばと思い、換気扇などを物色していましたが、適当なものがなかなか見つかりませんでした。

実際に防音小屋を作る場合、この防音、空調、温調という同時成立が難しい、トレードオフ関係の目的にどのように折り合いをつけていくのかが最大のテーマになります。

残念ながら、私はこの点には答えを出すことができませんでした。

わが家の第四期工事は未着手に

第三期工事が終わった頃から、だんだんと鼓太郎の夜鳴きは収まり始めます。

しかし本当のことを言えば、収まったというのは、正しい表現ではありません。夜鳴きする体力がなくなっていった、声が出せなくなって行った、というのが正しい表現です。

暫定的ながらも完成した防音小屋は、何度か使用した程度で埃をかぶり始めます。

以来、わが家の第四期工事は、未着手のままです。防音小屋自体が必要なくなってしまいました。必要のなくなった防音小屋を何度か解体しようとも思いましたが、もしかしたら小夏が必要になるかもしれないと、そのままの状態で部屋の一部を独占し続けています。小夏が必要とする日が来ないことが一番なのですが・・・。

もう少し早い時期に防音小屋のことを思いつけば良かったのかもしれません。

他の方の取組みご紹介

防音小屋を作っていた日から、3年以上経ったある日、もう一つのブログ(柴犬鼓太郎と小夏の陽だまり2)の方にコメントをいただきました。なんでも、当時の私の適当な防音小屋のブログ記事も参考にして、今年18才になる柴ワンの防音小屋を作られたとのこと。私の適当な防音小屋作りを参考にすると失敗するよと慌ててその方のブログを見に行きます。全然心配なし。とても素敵な防音小屋を工夫されてお作りになってました。下記にリンク張らせていただきました。

防音小屋を作ろうと思われる方にとっても参考になります。

「私流すてき空間」
老犬のための防音対策
老犬防音犬小屋
老犬防音犬小屋再び

ワンと一緒に暮らすことを決めた日から、自分よりも何倍ものスピードで年を重ねるワンの老後も看る覚悟は誰にでもあります。それでも、思わぬ介護が必要になった時に、それを驚いたり嘆いたりしてても何の解決にもなりません。ワンを思う気持ちの中で、いろんな工夫や知恵が生まれ、それが一緒の時間を幸せにしてくれると思ってます。

 


私の防音小屋作りは、結果的にあまり意味のない失敗に終わりました。それでも、最後の時まで、寄り添い合って一緒に時間を過ごせたことには意味があったと、ほぼ自己満足ですが思ってます。

私が、どたばた防音小屋を作っている時、立てなくなった鼓太郎は近くに寝そべりながら、こちらを一生懸命にじっと見ていました。ただ単に煩かったのかもしれませんが、話しかけながら作業していた時間は大切な思い出になっています。

 

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One Reply to “書くのを躊躇い続けた認知症のこと④夜鳴き対策の防音小屋 後編”

  1. 拙いブログをご紹介いただき ありがとうございました。
    たくさんの方にいらしていただいているようです。
    少しでもお役に立てれば こんなにうれしいことはありません。
    我が家の老わんこも、私が手直し工事(?)らしきことをしているのを
    嬉しそうに見ています。お手伝いしてるつもりかもしれません。

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