柴犬の眼(まなこ)とまつ毛

柴犬の精悍な風貌は、何でそのように感じるのか?単に日本人、私の好みで精悍であれ、と思っているだけなのかもしれません。でも、やっぱり眼だと思います。柴犬には、目力があると思ってます。もちろん、色んな表情を見せてくれるので、精悍でないことも多々ありますが・・・。

アーモンドアイ

日本犬保存会の日本犬スタンダードによれば、柴犬の眼は、「やや三角形で、目尻が少しつり上がった力のある奥目で、虹彩が黒色であったり、反対に淡い色あいのものは好ましくありません。 濃茶褐色が理想です」とのことです。

「やや三角形」という形状から、海外ではアーモンドアイと言われ珍重されています。これは日本犬全般に共通の眼の形状だと思います。確かに洋犬の場合、三角形のやや吊り上がった目の犬種はあまり見当たりません。比較的、つぶらな瞳の犬種が大部分です。

アーモンドの形をした、やや釣り目、また奥目というのは少し笑えますが、この眼のせいで、精悍な雰囲気を日本犬は醸しているように感じています。

ただ最近は、この元来の三角形の釣り目ではなく、ややぱっちり眼の柴犬も増えているそうです。最近の日本人の好みとして、そうした個体が増えたようです。

わが家の鼓太郎は、アーモンドアイというよりはどんぐり眼、ぱっちりした眼を若い頃はしていました。シニアになってからは、いつも眠いせいなのか、あるいは瞼の筋肉が衰えたのか、目が細く見え三角形のアーモンドアイに近づきました。

2004年小夏4才 まつ毛の色は、茶色になっています。黒から茶になり、茶から白へと変化を辿りました。

小夏の場合は、若犬時代は少し細めの釣り目で、怒ったような顔してましたが、逆に今はすこしぱっちり眼になりました。成長に伴う変化は、鼓太郎とは逆のパターンを辿ってます。

また、目の形状的なものと別に、視線、まなざしも年齢と共に変化していきました。人間も同じですが、犬は人間の何倍ものスピードで年を取るので、そのまなざしの雰囲気が変わっていく様は、つぶさに感じていました。

幼犬時代、いろいろなものに興味示し、きらきらとしたやんちゃなまなざし。若犬時代、力がみなぎった鋭いまなざし。シニア時代、穏やかに優しいまなざし。

色々なまなざしで、鼓太郎も小夏も、私を見つめてくれました。

まつ毛の色

柴犬のまつ毛は、基本的に3色です。黒、茶、白。赤柴だから白とか決まってるわけでもなく、被毛の色とは関係がないようで、個体ごとにまつげの色はばらばらです。

老化に伴って、まつ毛が白くなることもありますが、若い時、子犬の時からまつ毛が白い柴犬もいます。

2014年小夏 10才になり、まつ毛は白くなっています。

わが家の鼓太郎と小夏について言えば、鼓太郎は白まつ毛、小夏は黒まつ毛、のち茶まつげでした。10才頃からは、さすがに茶まつ毛を維持できず、白まつ毛になっています。髭も黒かった小夏ですが、今は白くなっており、たぶん、これと同じで、老化かと思ってます。

2004年鼓太郎4才 暴れん坊時代だったので、もっと精悍な顔つきだったと思ってましたが、意外にも穏やかな表情、優しそうな眼です(凶暴だったんですが・・・)。

好み的には、白まつ毛の方が目がぱっちりと見えるから好きです。まぶたの端、アイライン部分が黒いので、そこに白いまつ毛だと対照的にくっきりと縁取られるので、目がぱっちりと見えます。鼓太郎のどんぐり眼に白いまつ毛が余計に目を大きく見せてました。幼犬時代から白まつ毛で、小夏のように色が変化することはありませんでした。

 

それぞれの柴犬個体ごとに、じっくり観察するといろんな外形的な違いに気づきます。鼓太郎だけの時は、私の中では鼓太郎が基準になっていて柴犬はみんなこうなんだと思いこんでましたが、小夏が来てから、色々な違いに気づき始めました。

その違いで、こっちが好きとかあっちが好きとか言いましたが、鼓太郎も小夏も、そして他所のお宅の柴犬も私はみんな好きです。それぞれ違いがあって当然で、その違いがそれぞれの柴犬の個性を作り上げています。たとえ兄弟犬でも、まったく同じ柴犬はいません。人間もそうですが、命ある物、全てが別々な存在です。

どんな柴犬がお好きですか?

私は、柴犬ならどんな子でも好きです。でも、鼓太郎と小夏が別格なのは言うまでもありません。

 


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