城ケ島公園 東端の安房崎灯台

鼓太郎2010年3月 城ケ島公園安房崎灯台前の岩場にて。珍しく笑顔でご機嫌。

わが家の鼓太郎も小夏も、車酔いしない柴犬だったこともあり、しばしば車に乗せて遠出(中距離)をしていました。

小夏は、車の中で、自分の後ろ足で立ち上がって、少し開けた窓から鼻先を外に出し、ずっと風景を眺めるドライブ好きです。たまに車の振動でよろけるので、あまりさせないようにしていますが・・・。鼓太郎は、車は苦手ではありませんが、特に好きでもないようで、目的地までの移動手段と理解していたようです。何時も自分のスペースとして占領していた助手席の床で丸くなって寝ていて、車が停まった瞬間に、着いた?早く外に出ましょうと、騒ぎ始める子でした。

車での遠出の大部分は、日帰りで行ける範囲です。私の体力が落ちてきたせいもありますが、片道250Kmくらいが上限で、通常往復200Km以内の遠出でした。

あちこちと出かけた中で、一番多く行ったのが、神奈川県三崎町の城ケ島公園。県立公園です。三浦半島の先端にある島で、広い駐車場もあり、広い芝生広場があるので、園内一周でちょうど良い散歩コースになります。手入れもきれいにされていて、人もあまり多くないので、犬連れの出かけ先としては非常に気に入ってます。


公園から海岸線へと降りていける遊歩道が何本かあります。海が荒れていると、海岸近くは怖いのですが、天気が良いときは眺めもよく、気持ちの良い岩場が続いてます。公園の行き止まり部分、島の東端部分には、安房崎灯台へ続く道があります。結構な勾配の道ですが、この道を鼓太郎は興奮して転がるように駆けおりて行きます。殆ど走る・・・。リードを持つ私は、何時も引っ張られ転びかけてました。小夏は、無茶に引くことは余りないので、家内がリードを持ちます。

城ケ島の安房崎灯台。灯台の手前に良い感じの平らな岩場が広がります。海の向こうに見えるのは千葉県側の房総半島。

城ケ島には西端にも灯台があります。城ケ島灯台です。こちらの灯台の方が大きくてメインかと思いますが、わが家では公園から続いていること、灯台の手前に平らな岩場があり磯遊びもできる、安房崎灯台にばかりいきました。

もっとも、鼓太郎が遊歩道を元気に上り下りできる時までです。降りることは晩年でも出来たと思いますが、登りがかなり怪しいと思った頃から灯台の所へ降りることはなくなりました。今回使っている写真を撮った2010年3月、鼓太郎満9才9ヶ月がたぶん一番最後に灯台のところまで行った時です。

その後も降りることは出来たのかもしれませんが、なんとなく機会を失ってしまいました。私の方が、上り下り大変になってたのかもしれません。

ここからは、伊豆大島も良く見えます。

城ケ島公園から伊豆大島を眺む。

海岸線の岩場は、柴犬的には少し歩きにくいようです。特に島を回るように海沿いを歩いていけるのですが、そこは波で洗われ隆起したでこぼこの岩場で、おっかなびっくり、慎重に足場をみながら歩いてました。柴犬は、基本的に水が苦手なようで、鼓太郎は特に水を怖がるフシがありました。決して狂水病(狂犬病)じゃありませんけど・・・。

そんなこともあり、安房崎灯台前の平らな岩場は、気に入ってました。鼓太郎も小夏も、打ち寄せられた海藻の匂いをふんふん嗅ぎまくったり、小さな潮だまりをのぞき込んだり、ちょっと大きな波に驚いて逃げ回ったり。特になんてことはありませんが、ゆっくりと時間を過ごせる場です。

鼓太郎2010年3月 城ケ島公園安房崎灯台前の岩場にて。遠出をすると、普段よりオヤツをたくさんもらえる。小夏は、出先ではオヤツをあまり食べません。

小夏は岩場を歩くのが嫌だったみたいで、鼓太郎に比べると、ここでは大人しかった記憶があります。あんまり動かずに、遊んでくれそうな人を探してることが多かったようです。

小夏2010年3月 城ケ島公園安房崎灯台前の岩場。楽しいのか楽しくないのか、微妙な表情。

きれいな海と空、きれいな眺望と広い場所、白い小さな灯台だけですが、ちょっと喧騒を離れて静かに時間を送るには良い場所です。近くに行く機会ありましたら、足を伸ばしてみてください。

鼓太郎が空に昇ってからも、半年に一度くらいのペースで城ケ島公園へは行ってます。ただ、この安房崎灯台の所へは行ってません。気がつけば、小夏も遊歩道の登りは無理な年齢になっています。私が小夏を抱えて登ることも、私の体力的に無理になっています。

島の広場から、灯台を眺めながら、みんなであそこで過ごした時間があったと懐かしんでいます。

 

城ケ島公園のことは、また別の機会に。

 


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