前回まで、人は何により働くことに動機付くか、何に動機付けられるのか、その要因や内容に注目する動機付け理論の欲求説をみてきました。今回は、動機付け理論の過程説についてみていきたいと思います。 “動機付け理論 期待モデルなど過程説” の続きを読む
動機付け理論 二要因説と達成動機
前回の動機づけ理論の欲求説に続き、ハーズバーグの二要因説とマクレランドの達成動機について説明します。ユニークな発想、視点の二要因説、そしてコンピテンシーにつながる達成動機と意義のある2つの考え方です。 “動機付け理論 二要因説と達成動機” の続きを読む
動機付け理論 マズローとアルダーファの階層説
マレーの欲求リスト以降、動機付けの要因を突き詰める欲求説(内容説)の立場から、著名な理論や考えが色々と登場します。現在も動機付けについて調べると真っ先に目にする機会の多い理論ばかりです。俯瞰的にこうした理論を眺め理解することで、共通性や特徴を把握でき、実際のビジネスシーンでの活用も進みます。 “動機付け理論 マズローとアルダーファの階層説” の続きを読む
仕事に前向きに働ける要因 マレーの欲求リスト
人が働く源泉、行動を喚起するエンジンとして機能するのは何か?そして、より仕事に前向きに取り組み続けるには何が必要か? “仕事に前向きに働ける要因 マレーの欲求リスト” の続きを読む
ディレイルメント 過ぎたるはなお及ばざるが如し
人材の能力を語る言葉の中に、ディレイルメント(derailment)という考え方があります。直訳すると脱線事故。会社組織の中で、仕事をする上で問題になる社員の行動や特性を指す総称です。
このディレイルメントについて、考えてみたいと思います。 “ディレイルメント 過ぎたるはなお及ばざるが如し” の続きを読む
変革のリーダーシップ コッター理論
” リーダーシップは社会科学において最も多く研究された分野だが、未だ最も解明されていない分野でもある(Burt Nanus)“
状況適合理論、パスゴール理論の登場により、リーダーシップ研究の基盤はほぼ固まりました。その基盤の上で、さまざまなテーマやコンセプトに基づく研究や主張がされることになります。現在、私たちが見聞きすることが多いリーダーシップは、こうしたテーマやコンセプトに基づくものが多くなっています。
リーダーシップ状況適合理論2 SL理論など
状況適合理論の登場で応用、実用研究は百花繚乱へ
前回に引き続き、リーダーシップ状況適合理論に属するものを3つほどご説明します。行動理論の時は、リーダーシップ行動を突き詰めていくように色々な研究がされましたが、状況適合理論では、その行動理論の成果をもとに、より現実的事象へ拡散的に研究が進んだように理解しています。実用へ向けた視点の付加により、理論研究は百花繚乱、興味深い意味あるものが並びます。 “リーダーシップ状況適合理論2 SL理論など” の続きを読む
リーダーシップ状況適合理論1 コンティンジェンシーモデル、パスゴール理論
どんな場合でも、どんな状況でも、効果的で万能なリーダーシップを簡単に教えてほしい
別に笑い話ではありません。現実的に企業研修などの場では、今でもそんな声がたまにあがります。「どうすれば良いか教えてくれたら、その通りにやる。でも小難しいのとか、面倒なのは勘弁してほしい」。今のような時代に環境にあって、そんな都合の良い話があるわけありません。 “リーダーシップ状況適合理論1 コンティンジェンシーモデル、パスゴール理論” の続きを読む
リーダーシップ行動理論2 PM理論、マネジリアルグリッド、四次元モデル
3つのリーダーシップ研究に続く3つの理論
前回に引き続き、リーダーシップ行動理論について個別に提示されたものをご説明します。比較的短期間の間に、いろいろな理論が展開され、内容が発展改善されながら、理論研究のゴールとも言える理論間の類似性も見えてきます。 “リーダーシップ行動理論2 PM理論、マネジリアルグリッド、四次元モデル” の続きを読む
リーダーシップ行動理論1 アイオワ研究、オハイオ研究、ミシガン研究
リーダーシップは、専制型なのか民主型なのか?
リーダーシップに関する研究では、古くから対照的な二つのコンセプトが論じられてきました。専制的リーダーと民主的リーダーです。行動理論では、この二つのコンセプト(次元)に基づく、いわゆる広義の二次元モデルの研究が行われました。代表的な行動理論、研究を今回と次回でご説明します。 “リーダーシップ行動理論1 アイオワ研究、オハイオ研究、ミシガン研究” の続きを読む