サンタの贈り物:ローストチキン

こんにちは、小夏です。クリスマスイブには2日早いけど、来ました、来ました!サンタからあたしにローストチキンが!いつもかけらなんですが、今年は一羽まるごと。


やったぜ!と思っていたんですが、…、ハテ?

一向に出てくる気配なし。いつになったら貰えるの?まさか、見るだけ、匂いだけじゃありませんよね。

鼓太郎も少し離れたところをさっきから行ったり来たりしてます。あんまりチキンに近づくと独占欲の強いあたしが怒るから、遠巻きにうろうろするんです。

お家の近くに、小さなお店なんですが、すごくおいしい洋食屋さん(レストラン?その区別は何?)があります。今年は、そこのチキンを手配したみたいです。おかあさんが、今日と明日いなくて、留守番のおとうさんと鼓太郎とあたしのご飯の替わりに、このチキンが届いた訳です。

3人で分けるのぉ~。それじゃあ、あたしの取り分が少ない。でもおとうさん、なかなか「よし!」って言わない。あたしは、ひたすら我慢座り(良い子座りともいう)で、なるべくチキンを見ないようにしてます。

「小夏。お前さぁ、最近街ゆく人に丸々とか、デブとか、モコモコとか、脂がのっているとか言われること増えてない?この間も、マンションの上の階の奥さんに『あらっ、お腹大きくなったの?』とか言われたろう?せっかく、夏場に人生で一番スマートになったのに。少しダイエットしようか?」とか、言い始める始末です。

これはマズイ。今年最大のピンチかもしれない!

でも、おとうさん自分のご飯の途中で、チキンをちゃんと取り分けてくれた。チキンの原型は分からないくらい小っちゃくなっていたけど、何時もより少し多めにドライフードの上に載せてくれました。鼓太郎もあたしも、あっという間に食べてしまいました。

駄目もとで、また良い子座りをして、おかわりを催促してみました。おとうさんは、「まぁ、クリスマスだし、人間も犬も何時死ぬか分からないから、食べれるときにたべようか」とちょびっとだけおかわりをくれました。満足です。お皿を洗ったように、きれいに舐めつくして、もうおとうさんに用事ないのでベッドに潜り込むあたしでした。

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