雨蛙のレクイエム

こんにちは、鼓太郎です。昨日今日と陽射しは気持ち良いものの、気温が低い、初冬を迎えた東京の片田舎です。何年か前で、季節的にはもう少し早め(10月終り頃)、晩秋の頃の思い出(事件?)を書きます。僕のお気に入りの写真があるので、古い話を持ち出してしまいました。


おかあさんが、僕に差し出しているもの見えますか。手の先の方です。なんだか見えませんよね。僕も何か優しそうな表情をしているでしょう。

別にナルシストじゃないんですけど、優しそうできれいな柴犬じゃありませんか(若いころ、良く散歩していると知らない人にこう言われた。最近は、年のせいで毛艶が落ちたので、もう言われない…)。

おかあさんの手の先の緑色の物体がなんだかわかりますか。小さいので、これも拡大。

そうなんです、雨蛙なんです。10月の終わりごろで、しかもこの公園は新潟県にあって、ずいぶんと寒かったんですが、道に大量の雨蛙さんがいました。気をつけないと踏んづけてしまいそうでした(もしかしたら踏んづけてたかも…)。

僕は、この時初めて雨蛙を見たので、とりあえず匂いチェックして、何か生き物だなぁと理解しました。が、しかし、小夏は勘違いしたようです。美味しそうな匂いと思ったようで、僕の横で舌舐めずりしていました。

よせばいいのに、おかあさんは「小夏も雨蛙さんに挨拶しなさい」と差し出しました。悲劇が起きてしまいました。これ以上は言いませんが、本日のタイトルがレクイエム(鎮魂歌)とあることで、どうか察してください。

もちろん小夏はものすご~く怒られ、口の中に手を突っ込まれていました。でも10分もすると何事もなかったかのようにケロッとしていました。

忘れっぽい記憶障害があるのか、それとも先天的に何も考えていないのか、考えることができないのか。ある意味羨ましいと思いながら、この時、「小夏は長生きしそうだ」と僕は確信しました。

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