冬の公園散歩、そして鼓太郎は戻る

こんにちは、小夏です。昨日は久しぶりの快晴。約束通り鼓太郎を伴って、わが家の定番公園へ朝散歩です。公園の池に陽の光が反射してきれい。平日にもかかわらず、人もワンもたくさん来てた。お天気の冬の公園は気持ちが良いからね。


あたしも公園に暫く来てなかったから、何か楽しい。とろとろだけど、良く歩きます。散歩に来ているおじいちゃん、おばあちゃんに時々なでてもらいながら、のんびり歩きます。

少し歩いたところに、苔がみっちり生えてる場所がある。鼓太郎好きだった場所。時々、苔を齧ってた(食べてたの?)。そんなこと考えてたら、おとうさん、ポケットから携帯鼓太郎を出して苔の上にのせた。

「苔が柔らくて、お日さま浴びて気持ちいい。ここで寝っ転びたい」と鼓太郎。寝っ転んでると思うけど・・・、ちょっと違うみたい。

ここで引っかかってるわけにいかないから、先へ進もう。なんだったら鼓太郎はここに置いていき、帰りにピックアップすればいいかも。

「カラスについばまれて持ってかれると困るから、おいてかないでよ」。そうだよね、カラスは光るものを巣に集めるらしいから、金属カプセルの携帯鼓太郎はもっていかれちゃうか。

公園内の梅の花はやっぱり咲いてません。二月の下旬ころだから、さすがに早すぎるね。蝋梅の花も今一つで、木によってまちまち。お花は寒椿しかなかった。

とろとろゆっくり歩きながらも、公園をどうにか一周。

「さて、僕はそろそろ戻らなきゃね。いくら出入り好き勝手してても、ちょっとはルールを守らなきゃ」と鼓太郎が言う。長々とお家に滞在している間、いやずっと一緒に暮らしていた間は感じもしなかったけど、また暫く会えないと思うと寂しい気持ちもある。

携帯鼓太郎に近づいて、「今度来るのは誕生日かな、半年くらい先だね」と言う。「うん誕生日にまた来るよ。でも誕生日まで、あと二か月ちょっとだよ」と鼓太郎。「僕は、二つ誕生日あるからさ。地上の誕生日は6月20日だけど、空の上の誕生日は3月19日。だから二か月くらいの辛抱さ」。

あ、こいつ空に昇った日を二つ目の誕生日にしてたんだ。でも、二つ目の誕生日という言い方は、あたしもなんとなく気に入ってる。

「それじゃあ、またね。小夏、ボケるなよー」と鼓太郎の声が耳の奥に響く。そして、声とともに鼓太郎の気配がすうっと薄れる。あ、行っちゃったね。おとうさんと並んで空を見上げる。

鼓太郎の姿は見えないけど、空に向かって駆けているような気がした。

さて公園を一周したことだし、お家に帰ろう。

 

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“冬の公園散歩、そして鼓太郎は戻る” への2件の返信

  1. 鼓太郎くんのお正月休みも終わったんですね。。。
    それにしても、いいお天気でよかったです。少しの間さみしくなりますね。
    今年も更新、楽しみにしています。よろしくお願いします。

    1. 長々とのんびりの逗留になってしまいました。
      暫く離れた方が、また帰ってきた時に楽しみが大きいかな。
      それにしても、正月、空の上の誕生日、地上の誕生日、お盆と年の前半は
      半分近く帰省してくれる鼓太郎です。

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