こんにちは、小夏です。最近、お散歩の時、とろとろ歩くことが多いけど、晴れの日は少しだけテンポが良くなります。んー、快調かな。でも、悦に入ってるあたしを見てたおとうさんが、「なんか歩くとき、頭が下がってきたなぁ・・・」と。
あ、何を言いたいのか想像がつく。きっと、鼓太郎の散歩姿をあたしに重ねているに違いない。
お散歩命だった鼓太郎は、散歩の時はスタスタ早歩きか、ピョンピョン跳ねるように歩いていた（先天的な脊柱湾曲症のせいだけど）。でも年齢とともに、歩くのが遅くなり、そして頭が下に下がるようになっていった。両肩の位置よりも頭の位置が下がるようになった。老化の症状だよね。
その記憶があるせいで、おとうさん、あたしの首の位置をそれとなくチェックしてるみたいです。たまに、あたしの首というか胸元に手を当てて、くいっと姿勢を正すようにする。良い姿勢の時は、自然と頭が上がるよね。
そう言えば、鼓太郎は頭が下がり始めた頃から、背中が丸まっていった・・・。
正しい姿勢は大事だね。
色んなものの匂いを嗅ぎまわるのは、ワン族の習性だから、どうしても頭を下げて歩きがちだけど、上を向いて歩くことを心がけようか。
「あ、小夏は頭が小さいから（脳みそが小さいと同義の言い方・・・）、あんまり頭が下がらないかなぁ」と、失礼な声が上から聞こえた。
失礼な、と上を見上げたよ！
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