柴犬は「しばいぬ」なのか?「しばけん」なのか?

2011年12月 右:鼓太郎 左:小夏

鼓太郎と暮らし始めた時からずっと疑問に思っていて、未だに答えがよくわからないことがあります。それは、柴犬の正しい読み方です。柴犬は「しばいぬ」なのか?「しばけん」なのか?

私自身は、10年くらい前までは、「しばけん」と言ってました。その後は、何かで見聞きしたのか、家内に違うと訂正されたのか不明ですが、「しばいぬ」に変わりました。でも、どっちが正しいのか未だに判然としないので、「犬」部分を省略して「しば」と少しズルい使い方をしています。


そんなことは、どちらでも良いような気もしますが、気になるといえば気にもなります。

柴犬のオーソリティの見解はどうなのか?

柴犬など日本犬の血統登録でご存知の方も多い日本犬保存会(にほんけんほぞんかい)のHPを見てみます。(日本犬保存会のHPはこちら

日本犬保存会では、柴犬、紀州犬、四国犬、北海道犬、甲斐犬、秋田犬の6犬種を日本犬と定義しています。ちなみに柴犬は小型犬、紀州犬、四国犬、北海道犬、甲斐犬は中型犬、秋田犬は大型犬に分類されています。

日本犬保存会のHPを見ていても、漢字表記ばかりで具体的にひらがな表記は見当たりません。はて、と探しまくっていると、ありました唯一のヒントが。ローマ字表記が「天然記念物 種類」のページだけに、ひっそりとありました。それによると、以下の通りです。

柴犬   SHIBAINU
紀州犬  KISYUUKEN
四国犬  SHIKOKUKEN
北海道犬 HOKKAIDOUKEN
甲斐犬  KAIKEN
秋田犬  AKITAKEN

柴犬だけが「いぬ」で、他の日本犬はすべて「けん」となっています。「いぬ」と「けん」の違いについては触れられていません。これで一件落着。

しかし、他の日本犬の中で秋田犬は、日本犬保存会では「けん」ですが、秋田犬のふるさと大舘にある秋田犬保存会(あきたいぬほぞんかい)では秋田犬は「あきたいぬ」だそうです。「あきたけん」とすると秋田県と秋田犬の区別がつきにくいからとの説があります。確かに、秋田犬以外では、こうした問題はでません。なるほどと納得します。秋田犬は、「あきたいぬ」の方が良いみたいです。

柴犬については、「いぬ」「けん」についての記載を発見できませんでした。どうもすっきりしません。やはりどちらでも良いのか、それほど気にすることもないのかと思ってしまいます。

わが家の鼓太郎も小夏も、日本犬保存会の血統書をもっていたので、個人的には日本犬保存会に習って「しばいぬ」をこれからも使うのかなとは思ってます。

鼓太郎、小夏の日保犬籍票(血統書)

なお、いろいろと調べている時に、ジャパン・ケネル・クラブでの記述が、私と同じように少しズルい方式でした。犬種名に犬はつけない、省略しています。柴犬は「柴」「SHIBA」と言う表記だけです。他の日本犬も同様です。甲斐犬であれば、「甲斐」「KAI」という具合です。

最もジャパン・ケネル・クラブでは、洋犬が多いので、犬種名に「犬」がつかないのが他の犬との整合性から理にかなっているのだろうと想像してます。決して、私のようにズルくごまかす意図ではないと思います。

みなさんは、柴犬をなんて読んでますか。「しばいぬ」?「しばけん」?

 


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