小夏を室内フリーにした時の緊張

2005年1月頃 手前が小夏、奥が鼓太郎。小夏の口周りはまだ黒い毛がずいぶん残ってる泥棒顔。

コクシジウム症のため、ゲージで隔離されている期間が長くなって来た小夏ですが、その間も成長は続き、生後3ヶ月過ぎには、ずいぶんとゲージがせまくなってきました。コクシジウムは完治したので隔離する必要はなくなっていましたが、ここで少し不安が。

先住犬の鼓太郎と本当に仲良く暮らせるのだろうか?


小夏に魅かれて迎え入れてしまいましたが、多頭飼いの経験はありません。愛称は大丈夫なのか?どうしても不安になります。その当時の鼓太郎は、一番元気で力も強い、4才の若柴犬。万が一、小夏が噛みつかれたりするとひとたまりもないのは明らかでした。思わず臆病になり、なかなか小夏を室内フリーにできない私たちでした。

それまでも、小夏をゲージの外で遊ばせてはいました。鼓太郎が散歩に行った隙にです。当時の鼓太郎の散歩は、一日三回、一回当たりたっぷり一時間以上なので、その間小夏は室内フリーで遊びまわっていました。鼓太郎は散歩から帰って来ると、部屋の中が小夏臭くなっているのが気に入らないようで、小夏がげーじから出てないか何時も確認に行ってました。一方の小夏も、鼓太郎が帰って来るとゲージに押し込まれるのが気に入らないようでした。

当たり前ですが、ずっとこのままで良いはずはない、と言うか、そんな生活を続けていてはみんなが楽しく暮らせるはずがありません。もう一緒にしよう!

小夏を遊ばせていて感じてましたが、意外にすばしっこく足が速い。たとえ鼓太郎に襲われても器用に逃げ切りそうです。それと、わが家のソファーの下には隙間があり、私や家内に怒られて追いかけまわされると、小夏はその隙間に飛び込むように潜り込んで隠れていました。避難場所もあるようです。

そこで私が休みの土曜日に、鼓太郎がいる時に小夏をゲージから出すことに決めました。一応、ケンカになった時、家内が小夏を抱えあげ、興奮した鼓太郎を抑え込むのはわたしと役割分担を決めました。正直、その頃の馬鹿力+凶暴な鼓太郎を抑え込む自信はありませんでしたが、防護手袋(厚い革製の作業用手袋)を準備しました。

どきどきです。家内はそれほど心配していなかったみたいで、鼓太郎も小夏もいつもと変わりません。どきどきしてたのは私だけです。

散歩から帰って来て、ご飯を食べ終わった鼓太郎が、自分のベッドに落ち着いたタイミングを見計らってゲージのカギを外します。小夏は、ゲージの扉が開いたのを不思議そうに見ていましたが、出ても良いのですか?とこちらを見上げながら、そろそろと出てきます。一方、鼓太郎はゲージを開いた時の音に、耳をピクッと動かしましたが、何事もないようにそのままベッドに寝そべってます。

外に出た小夏は、いつも外に出た時には、私か家内のどちらかしかいないのに、今日は二人とそして鼓太郎がいるのに、ちょっと戸惑い気味です。しばらく、様子を窺っていましたが、急に鼓太郎のベッドの方へ、てってってっと駆けていきます。思わず、家内と私も緊張して鼓太郎の所へ。

小夏は鼓太郎の所へ近づき、なぜか尻尾をふりふりしながら、鼓太郎の匂いを嗅ぎまわってます。鼓太郎は、気付いているはずなのに知らんぷり。小夏は、鼓太郎のまわりを尻尾フリフリ、匂いを嗅ぎまくりながらうろうろします。なんだか拍子抜けですが、大丈夫そうと思い目を離した時に、低い声で鼓太郎がガウッと一声。そのうなり声を聞いた小夏の俊敏な反応。一気にソファーの下の隙間に潜り込みます。狭くて、鼓太郎が入れないのをわかっているようです。そして、ソファーの下から、少し甲高い声でワンワン(キャンキャン)と吠えます。負け犬の鳴き方じゃありません。むしろ威嚇しているような感じです。鼓太郎は、ベッドから動かず。


鼓太郎がやって来ないのがわかったのか、小夏はソファーの下の安全地帯から再び這い出して、また、尻尾ふりふりで鼓太郎の所へてってってっと走っていきます。そして、またうなられてソファーの下へダッシュで避難。何度か繰り返し、鼓太郎も面倒になったのか、寝てしまいました。近づいても、全然、鼓太郎が反応してくれなくなったせいなのか、何度もダッシュして疲れたのか、小夏も鼓太郎のベッドの横でつぶれるように寝始めました。

よくわかりませんが、上手く行ったようでした。鼓太郎が小夏に対して無関心に振舞って乱暴をしなかったので一安心です。

無関心に見えた鼓太郎ですが、時々、ベッドの中から目を開けて小夏のことを見ていました。鼓太郎は、その時、何を思ってたのやら。

それから、小夏の室内フリーの時間は長くなっていきました。そして、一週間もしないうちに、ゲージは撤去され、部屋の中に小夏用の水飲み皿と食事台が置かれることになりました。鼓太郎よりもまだまだ体が小さいので、鼓太郎の食事台よりも一段低い食事台が、わが家の狭い部屋の中に並んでおかれます。

すぐに鼓太郎と小夏が並んで一緒に水を飲んだり、ご飯を一緒に食べる風景もわが家の定番風景になりました。

2005年1月頃 右が鼓太郎、左が小夏。水飲み皿を並べておいたら、仲良く並んで水を飲んでました。

親子でもなく兄弟でもなく、年の離れた鼓太郎と小夏を引き合わせるのは緊張しましたが、結果は拍子抜けするほど結果オーライでした。ゲージ越しには何日も接してきたからなのか、鼓太郎が意外に優しい性格だったのか、理由はわかりません。もっとも、まだ遊びたいじゃれ合いたい子犬だった小夏が、あまりにもしつこく付きまとう時は、流石に鼓太郎はガウッと唸っていました。唸られると小夏はソファーの下の安全地帯へ駆け込みますが、鼓太郎はそれ以上追い詰めるようなことがなかったので助かりました。

柴犬の多頭飼いをされている方、先住犬と一緒にするとき緊張しませんでしたか?


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