来たばかりの幼犬時代:登録申請、狂犬病注射

鼓太郎2000年9月 なんとかゲージから出してもらおうと何時も必死にアピール

初めて柴犬を迎える方はみんな経験すること、悩むことシリーズの六回目です。

今回はお散歩デビューへ向けての準備、登録申請、狂犬病注射です。狂犬病注射は生後100日くらいに行います。
正確には「生後91日以上の犬を飼い始めた方は、30日以内に犬の所在地の区市町村で犬の登録を申請して鑑札の交付を受ける。また同時期に狂犬病予防注射を実施」と決められています。

これが済まないと、お散歩デビューできないので、渋々かつ粛々と進めます。


登録の申請は、人間で言えば戸籍を取るようなものです。
万が一、迷い犬になった時でも鑑札をつけていれば連絡が入ることもあります。
簡単な事務手続きだけで済みます。
動物病院で代行してもらうこともできます。

同時に狂犬病予防注射ですが、ワクチン注射が二回、それに加えて狂犬病注射と立て続けに小さな体に注射ばかりされるので、個人的には忍びないような気がしていました。
生後90日頃には少し成長していますが、それでも2kg台の体なので、負担がないわけありません。
しかし、狂犬病注射をしないという選択はないので(高齢犬など一部例外あり、申請と許可必要)、渋々と動物病院へ連れて行きます。

鼓太郎は、このタイミングで近所の動物病院をかかりつけに変更していました。
ワクチン注射で通っていた病院は遠かったことと、二回目の時に先生が鼓太郎を叩いたので、さっさと縁を切り近所の動物病院にしました。
もっとも、二回目のワクチン接種の前に近所の病院に一度お世話になった(日曜日に担ぎ込んだ)こともあり、やはり急な時には近くの病院が助かると考えてました。

(日曜日に担ぎ込んだ経緯)
暴れん坊の鼓太郎をゲージに入れて、私は床の上で新聞を読んでいました。あまりにも鼓太郎が煩いのでゲージから出して、部屋の中で自由にさせます。ひとしきり走り回り、私の膝の上によじ登ってきます。そして、膝の上からさらに肩口へと登ってきます。危ないなぁと思った時、肩を越えて勢い余って、床の上に転落。当時は絨毯も敷いていないフローリングで、どこかを強打したのか、大声で鳴き叫び続けます。鼓太郎も殆ど吠えたり鳴いたりしない子だったので、こちらも大慌て。骨折していると一大事とタオルでくるんで病院へ。病院へ着くまで鳴き続けていました。骨折はしていませんでした・・・。元気な子犬を遊ばせるときは、思いもかけない行動するので注意しなければという教訓になりました。

狂犬病の注射は、この近所の病院で。
注射の時、いつも通りに暴れて嫌がりましたが、何とか抑え込んで注射完了。
登録申請も一緒に病院経由で行います。
注射のあと、獣医さんからは、「暫く安静にさせてください。犬によっては、具合が悪くなる子もいるので、何か具合悪そうでしたら連れて来てください」と言われました。
ワクチン接種の時も同じことを言われましたが、元気にしていたので、今回も特に問題ないだろうと高を括ってました。
しかし、夕方ころから少し元気がなくなって、小刻みに震えてます。
その震えが止まらない!
躊躇なく、病院に電話して駆け込みます(歩いて二分の距離)。
病院に着くころには、少し震えは収まってました。獣医さん、聴診器を当てたり目や口をのぞき込んだりしてます。
「大丈夫だと思います。一晩様子見てください」。
本当に大丈夫なのか?と思いつつ、何の予備知識もないためそれ以上の抵抗もできず、鼓太郎をタオルにくるんで家に戻りました。

あんなに暴れん坊だったのに、今はタオルの中で小さく震えてる・・・。

何もできないものの、家内と交代で鼓太郎を見守りながらその夜を過ごします。

次の日の朝。

さすがに暴れまわってはいませんが、震え収まってます。この分だと病院へ行かなくても良いかという元気にはなりました。次の日には、また以前の暴れん坊ぶりを発揮する回復となりました。


ワクチン注射にしろ、狂犬病注射にしろ、体の中に一種の毒素を入れるものです。可能性は低くとも、具合が悪くなることも、当然あります。体力が十分備わっていない子犬時代は注意が必要です。もし、少しでも具合がおかしいと思えば迷わずに病院へ直行しましょう。たとえ名医ではなくとも、近場の医者は確保しておきたいところです。

ちなみに、鼓太郎は翌年の狂犬病注射でも具合が悪くなりました。動物病院ではなく、集合狂犬病注射へ近くの会場まで行きましたが、帰り道で何度か吐いてしまいました。この頃から、異様に注射を怖がり嫌うようになったような気がします。

手間いらずの小夏は、注射関係でトラブルになったことはありません。スケジュール通りに粛々と順調にクリアしていきました。

 


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